Uberは、フードデリバリーサービスのUber Eatsに注文支援用AIチャットボットの導入を計画している模様です。
Uber Eatsアプリのソースコードから見つかった情報によれば、このチャットボットはユーザーにおすすめ情報を提供し、予算と希望のメニューから効率的に注文を行うのを手助けするようになる可能性があります。
Uberのダラ・コスロシャヒCEOは最近、Bloomberg TelevisionのインタビューでAIチャットボットの開発に取り組んでいることを認めていました。ただ、具体的にどんな機能をもつのかまでは明らかにせず、AIはすでに顧客とドライバーや配達員のマッチングにも使われていることにも言及していました。
今回報道されたAIチャットボットに関してUberはコメントしていないため、いつごろアプリ上で利用可能になるのかはまだわかりません。ただ、Uber EatsはUberの収益の約1/3を占める主要な事業であり、AI導入による顧客体験の向上は、市場における競争力維持のためにも、Uberにとって重要なことに違いありません。
Uber EatsのライバルであるDoorDashは、今回Uber Eatsアプリに見つかったものと機能的に似たAIチャットボットを開発しており、また料理店が受ける電話注文に応えられるAI音声注文技術の導入も発表しています。
買い物代行サービスのInstacartは、OpenAIのChatGPTを活用したAI検索ツール「Ask Instacart」を導入しました。この機能は、AIが顧客ごとにパーソナライズされたおすすめ情報を提供して、買い物の注文に擁する時間が節約できるようになっているとのことです。
ChatGPTなどのAIチャットボットは様々なサービスやアプリに組み込まれつつあります。フードデリバリーの分野でもユーザーの手間を省略すべくAIを取り組むのは自然な流れになりつつあるようです。