iPhoneやAndroidスマートフォンに貼り付ける通話レコーダー Magmo のメーカー Mune が、新モデル「Magmo Pro(マグモ プロ)」の予約受付を開始しました。
内蔵のMEMSマイクでアプリを問わず録音でき、電話アプリの通話はBluetooth接続で自動録音できるほか、通常のICレコーダーとしても使えるのが特徴です。
各国のKickstarter等でキャンペーンを実施したのち、国内では「Makuake」で先行販売を開始しています。
価格は一般販売価格が2万9700円(予定)、Makuakeの早割では数量限定の1万4850円~から。
Magmo ProはMagSafe対応のiPhone(iPhone 12以降)に貼り付けられるレコーダー。MagSafeが搭載されていないiPhoneシリーズやAndroidスマホの場合、付属のMagSafe対応補助マグネットを背面に貼り付けて使用できます。
Magmo Proは2023年3月に発売した「Magmo」(実勢価格1万9800円)の上位モデルという位置付け。Magmo はピエゾマイクを使い、密着させたスマホ筐体の振動から音を拾い録音するコンセプトのレコーダーでした。新型のMagmo Proでは複数のMEMSマイクを搭載します。
前モデルのMagmoでは、通話を録音する際に手動でスイッチを操作する必要がありましたが、新モデルのMagmo Proではあらかじめ専用アプリで設定してBluetoothでペアリングすれば、発信・着信を検出して自動的に録音を開始してくれます。
自動録音モードが有効の場合、日付・時刻・発着信番号に基づいて自動的にファイル名が記録され、アプリで録音した音声を再生できます。
通話時の音声を録音してくれるBluetoothイヤホンやアプリ等もありますが、Magmo Proの録音方法は至ってシンプルです。Bluetoothは通話開始と終話の検知に利用しているものの、実際の録音は本体に搭載するMEMSマイクを使っています。つまりテレビのスピーカーにマイクを近付けて歌番組を録音するような、割とシンプルというか原始的な方法です。
そのため、わざわざBluetoothイヤホンを取り出すことなく、普通の通話状態で自分の声と相手の声を録音できる仕組みです。通話時の雑音を低減するノイズキャンセリング機能も搭載しています。
逆に、Bluetoothイヤホン等で通話する場合は録音できません。
Magmo Proは32GBのメモリーを内蔵しており、本体内とスマホアプリ内に録音データを保存する仕組み。バッテリー駆動時間は約8時間。
専用アプリではAI文字起こしや可変速再生、ファイルの転送・共有といった機能をうたいます。
アプリの利用はサブスクではなく、デバイスを購入すれば無料で継続利用が可能。文字起こし等は開発中とされており細かい仕様は公開していません。