9月13日未明のスペシャルイベントで、Appleがタフなスマートウォッチの次世代モデル Apple Watch Ultra 2 を発表しました。
ハードウェア的な更新は、同時発表の Apple Watch Series 9と同じく新世代の S9 SiP 搭載になり、処理の軽快さが向上したこと、U2チップで高精度にデバイスの位置を把握して探せるようになったこと、画面の輝度が最大3000ニトと外でも明るく見やすくなったこと。
S9搭載になったことで Siri の音声認識が向上し、クラウドや iPhoneと接続せず時計の中だけで高速に処理するオンデバイスSiriを強化しました。
腕を上げて時計に声で指示する使い方が早く、より実用的になります。
そのほかS9のオンデバイス処理で、新しい操作方法の「ダブルタップ」にも対応。時計を着けている腕の人差し指と親指をトントンとあわせることで、画面をタッチせずに着信に応えたり、ウィジェットをスクロールしたりできます。
スマートウォッチは手首についていることから、結局は別の手で操作する必要があり両手が必要でしたが、シンプルな確認や操作ならば片手で可能になります。
(従来でもアクセシビリティ機能でできなくもありませんでしたが、やや煩雑で精度も高くありませんでした)
タフ性能としては、 使用可能な範囲が高度-500mから9000mまでに拡大。エクストリームな使い方がさらに広がります。
処理速度や輝度が向上しつつ、バッテリー駆動時間は通常で36時間、省電力で72時間と従来モデルから変わらず。
そのほか、バンドに新色追加、(組み合わせるバンドにより)カーボンニュートラルを達成、ダイビングやサイクリングでさらに高精度なアクティビティ検出や新機能なども更新点です。
新しいウォッチフェイスには「モジュラーウルトラ」が追加。カスタマイズ可能なモジュラーに、高度などセンサのリアルタイム表示が加わったフェイスです。
バッテリー駆動時間は、通常使用では従来と同じ36時間。同時に発表された Series 9 や SE は18時間なので、再充電までの間隔を二倍長くできます。
低電力モードでは、初代Ultra の最大60時間から最大72時間へ。
(古い Apple Watchの省電力モードは、時刻表示のみでアプリも通知も使えない緊急延命モード的な位置づけでしたが、デバイスの省電力化とwatchOSの進化で、最近のモデルでは常時計測の間隔を長くしたり常時点灯をオフにすることで、スマートウォッチとしての機能を保ちつつ長く使えるようになっています。)
価格は799ドルから。本日より予約を受付け、9月22日に発売します。
国内価格は12万8800円。
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