絵文字の規格を策定するUnicodeコンソーシアムが Emoji v15.1を承認し、新たな絵文字118個を追加しました。各社の対応を待って、iPhoneやAndroidでも利用可能になります。
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絵文字情報サイトのEmojipediaは承認に先立ち、新たな絵文字のサンプルデザインを公開していました。
更新: iOS 17.4でiPhone が新しい絵文字に対応しました。
今年2月のiOS 16.4でも新しい絵文字が21種も追加されて注目を集めましたが、今回の候補リスト「Emoji 15.1」にある118個の絵文字の大半は、 すでにある人物の絵文字の「方向転換」バージョンが占めています。
この方向転換とは比喩的な意味ではなく、文字通り絵文字の向きが変わること。これまで「走る人」は🏃という左向きのみでしたが、「右を向いて走る人」も候補に追加されています。
歩く・走るといったアクティビティの絵文字は多数ありますが、それぞれに対して方向の指定や、人物の性別(特定しないも含む)などを内部的には文字の組み合わせで表現し、対応する絵文字があれば一文字として表示する仕組みです。
非対応プラットフォームでは「🏃➡」と右矢印を付けて表示されます。
なお、下記サンプルは単純に「アップル製の絵文字を左右反転させただけ」(iPhone上でどう見えるかのイメージ)です。
ほか、Emoji15.1リストには、次のような候補が含まれています。
首をタテに振る/横に振る
フェニックス(非対応プラットフォームでは🐦🔥)
茶色いキノコ(同🍄🟫)
ちぎれたチェーン(同🔗💥)
ライム(レモンの色違い)
さらに性別関係なしに使える家族のシルエット像(「大人、大人、子供」や「大人、子供、子供」)などもあります。
なお、これら絵文字のビジュアルはEmojipedia側で作った一例に過ぎません。それぞれの絵文字はユニコードに正式採用された場合でも、そのデザインはアップルやマイクロソフト等プラットフォームごとに変更する可能性もあります。また絵文字の採用や不採用についても、各社の判断に任されています。
iPhoneでの対応については、まもなく正式リリースされる iOS 17には間に合わないため、アップデートで追加されると思われます。
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