小型ジンバルカメラというジャンルもテレビやCMなどでもよく見かけるようになり、手軽にスムーズな映像が撮影できると人気です。
そんなジャンルに新しく登場した「Feiyu Pocket 3」は、従来機種にはない大きな特徴があります。それはカメラと操作部を分離して遠隔操作できること。
その動画レビューをしました。まずはご覧ください。
ではスペックから見ていきましょう。
カメラヘッド本体は超小型で86gとメチャメチャ軽く、これ単体でも購入できます(税込4万9000円)。
今回試用したのはスマートリモコン(Remote Handle)とセットになった「スタンダードセット」です。(税込6万8900円)
この2つを合体させることにより、通常の手持ち電動ジンバルカメラとしても使えるし、セパレートしてプレビュー画面を見ながら遠隔操作もできます。
これにより今までとはまた違った使い方などが生まれてくるはずです。
1/2.3インチセンサーでFOV130°の広角レンズ搭載。最大静止画サイズは4000×3000ピクセル、動画解像度は最高4K@60fpsとなっています。その他フルHDでは120fpsのスローモーション撮影も可能です。
ジンバルモードはパンフォロー/パン・チルトフォロー/オールフォロー/ロックと一般的なものには対応しているので、通常の電動ジンバルカメラとして使用するにも十分でしょう。
パノラマ撮影やモーションタイムラプスなどはスマートリモコンを分離したほうが使いやすいかもしれません。
カメラヘッド単体で三脚にも固定できますし、マグネットで鉄柱や自動車などにくっつけることもできます。
実際に使ってみて感じたのは、ジンバルの動作がいくぶんピーキーなこと。もう少しじわーっと動いてくれた方がより使いやすいのではないでしょうか。それとフェイストラッキングも試してみたのですが、追従性能はイマイチでした。この辺はファームアップでの調整に期待したいところです。
バッテリーはカメラヘッド単体で約60分、スマートリモコンと連結すると最大120分程度の撮影が可能です。旅行などで使用するにはちょっと物足りないかも知れませんが、ここは小型化とのトレードオフということでモバイルバッテリーを用意していきましょう。
延長ロッド、スマホアダプター、防水ケースなどのオプション品もラインアップされており、さまざまなシーンで活躍してくれそうです。全部入りのコンプリートパックも用意されています(税込7万9980円)。
自前の自撮り棒にスマホホルダーを装着してみましたが、スマホアプリとの連動も割とスムーズに行えたので、場合によってはカメラヘッド単体で購入してもいいような気がします。
従来スタイルの手持ちジンバルカメラとしてだけでなく、いろんな場所に設置して面白い映像が撮れそうですよね。
それにしてもメカとしての動作とか、合体/変形っていうのはガジェット好き心をくすぐりますよね!
なかなか面白いカメラです。