MetaのCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、総合格闘技の試合に向けたスパーリングの最中に膝関節の前十字靱帯断裂のケガを負い、入院先で手術を受けたことを明らかにしました。
ザッカーバーグ氏は「来年初めにある総合格闘技の試合に向けてトレーニングしていたが、少し出遅れてしまった。回復したら練習を再開するのが楽しみだ」と述べ「皆さんからの愛情とサポートに感謝します」と付け加えました。
近年、MMAや格闘技に傾倒しているザッカーバーグ氏は、ブラジリアン柔術を含むさまざまな格闘技のトレーニングを積んでおり、5月には出場した柔術のトーナメント大会の白帯部門で金メダルと銀メダルを獲得したことをFacebookで報告していました。
今回ソーシャルメディア界の大物CEOがケガを負った前十字靱帯は、膝の関節で大腿骨と脛骨をつなぐ役割を果たす靭帯で、これを損傷してしまうと、膝の関節が前後および捻り方向に弛むような格好になってしまいます。そのため、競技への復帰を考えた場合は、靱帯の再建手術を受ける必要があります。
ザッカーバーグ氏と言えば、Twitter風SNS「Threads」の立ち上げに際して、X(Twitter)オーナーであるイーロン・マスクCEOからの「金網マッチ」開催のアピールに応じる姿勢を示したものの、試合開催の具体化をマスク氏が避け続けたことで「イーロンが本気でないのは誰の目にも明らかだ。次に進むべき時が来た」と述べ、再び自身の鍛錬に集中するようになっていました。
ザッカーバーグ氏負傷のニュースは格闘家の間でも話題になっているようで、New York Postは現UFCヘビー級王者のジョン・ジョーンズの「君なら乗り越えられる」との励ましのコメント(ジョーンズ本人も先日、練習中に左胸の胸筋腱断裂のケガを負い、手術を受けたところ)や、UFCバンタム級チャンピオンのヘンリー・セフードが「早期回復を祈るよ、マーク!」とエールを送っていることを伝えています。
ちなみに、前十字靱帯断裂の術後の回復期間は通常、6~9カ月が必要になるとされます。