YouTube、動画視聴時に使える会話型AIツールのテストを開始。質問や内容の要約が可能に

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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YouTubeは、動画の視聴時に使える会話型AIツールのテストを実施しています

記事執筆時点では、米国の18歳以上かつ有料プランYouTube Premium加入者のみがAndroidアプリ上で英語にて利用できます。また今後数週間のうちに、同地域のAndroidユーザーは「ベータ版の新機能を試す」からオプトインして試用できるようになります。

新たに追加された「 Ask 」(質問する)ボタンをタップすることで「AIと対話してコンテンツを詳しく知ることができます」とのこと。そこで提示された質問文の1つを選ぶか、手動で質問を入力することでAIとやり取りができます。たとえば動画の内容を要約させたり、関連動画をお勧めしてください、といった具合です。

この回答は「大規模言語モデル(LLM)により生成されている」と説明があるものの、どのLLMかの明記はなく、また、YouTubeやウェブからの情報を利用しているとしています。そしてAI生成の回答を、医療や法律、財務やその他の専門的な助言として頼らないよう但し書きもあります。

AIチャットボットを利用する上では、質問を通じた情報収集も気になるところです。

この点についてYouTubeは「わが社は、お客様によるツール使用に関するデータ、およびお客様が送信した質問やフィードバックを収集します。このデータは、当社の製品やサービスの提供、改善、開発に役立ちます。質問は30日後に自動的に削除されます」と述べています。さらに「自分や他人を特定できるような機密情報や個人情報を会話に含めないでください」との警告にも留意すべきでしょう。

ちなみに会話データを元にした広告表示はしないとのこと。つまりターゲティング広告には利用せず、「これが変更された場合、あなたに明確に伝えます」としています。

その一方、YouTubeは大量のコメントが投稿されている動画に対し、公開コメントを整理・要約できるAI機能をテスト中です。AndroidおよびiOS版のYouTubeアプリで、コメント欄を自動生成のトピック毎に並び替えができます。

こちらもコメントの多い少数の英語動画のみに対応し、動画によっては利用できません。ただし、今回の会話型AIツールと違って日本でも試すことができます


《Kiyoshi Tane》

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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