先行販売で1億8600万円を集めたXRグラス VITURE One が、ついに国内向け一般販売を開始しました。
公式ストアでは期間限定の発売記念キャンペーンで、グラス本体が5000円オフの6万9800円、組み合わせて使えるAndroid採用ネックバンド端末が1600円オフの2万5800円など割引価格で販売中です。
米VITURE社が販売する VITURE One は、着用すれば「3m先に120インチ相当」の大画面が浮かんで見えるXRグラス、あるいはサングラス型ディスプレイ。
XREAL Air 2 や Rokid Max など同種の製品は増えてきましたが、VITURE One は
ボタンひとつで電気的にレンズの濃さ(透過率)を変化させ、明るい場所でも見やすくする電子調光(エレクトロクロミックレンズ)
本体のダイヤルで左右の度数を調整して、一定範囲の視力なら度付きインサートレンズ不要でくっきり見える視度調整
の両方に対応することが大きな特徴です。
さらにグラス本体に加えて、
スマホやPCまでUSB-Cケーブルでつながれることなく、動画配信アプリやストリーミングゲームが遊べる首掛け端末 VITURE Oneネックバンド
HDMI出力のゲーム機やNintendo Switchに給電しながら接続できる、大容量バッテリー内蔵の接続アダプタ VITURE One モバイルドック
など、ユニークなアクセサリと組み合わせて使えるのも魅力となっています。
接続はUSB-Cケーブル一本(DP Alt Mode)。一般的なPCやMac、USB-C端子のiPad、多くのAndroid端末、および iPhone 15以降ならばそのまま直接接続できます。
HDMI機器と接続するには HDMI-XRアダプタ(発売記念価格 1万2800円)が、iPhone 14までに接続する場合はさらに純正のデジタルAVアダプタ(ライトニング to HDMIアダプタ)が必要です。
一方、ネックバンドは単体で動画配信など一部のAndroidアプリが動くほか、ワイヤレスで映像出力を受け付ける機能も備えるため、首までの短いケーブルから先は無線で他の機器に接続するアダプタとして使うこともできます。
レビューはこちら。
メガネ型ディスプレイとしての基本は競合と大きく変わらない視野角43度・解像度1920 x 1080ですが、電子調光と度付きレンズ要らずの視度調整の両方に対応する点、そして荒削りながらも野心的な「メガネ型ディスプレイのための首掛け端末」や「メガネ二台出力で二人一緒に遊べるモバイルドック」など、ユニークな仕様のアクセサリが光る製品です。
オプションの「外付け機器」から各社サングラス型ディスプレイを比較した記事もあります。
(テクノエッジでは一部にアフィリエイトリンクを導入しています。経由して購入すると編集部の運営資金になる場合があります)
