Samsungは12月15日、これまでで最も高性能とうたうノートPC「Galaxy Book4」シリーズ3機種を発表しました。
いずれも解禁されたばかりのインテルCore Ultraプロセッサを搭載し、「AI PC」と称する新世代のPCです。
発表されたのは、16インチの「Galaxy Book4 Ultra」、16インチと14インチをラインアップする「Galaxy Book4 Pro」、16インチの2-in-1スタイルでSペンもサポートする「Galaxy Book4 Pro 360」の3モデル。
ディスプレイはいずれも2880×1800ピクセル(16:10)のAMOLED 2Xで、3機種ともタッチパネル対応。輝度は400nits(標準) / 500nits(HDR)、48~120Hzの可変リフレッシュレートに対応。DCI-P3 120%の色域をサポートします。
インターフェースも全モデル共通で、Thunderbolt 4 ×2、USB Type-A、HDMI 2.1(8K@60、5K@120をサポート)、microSD、3.5mmジャック。無線関連は、WiFi 6EとBluetooth 5.3。
最上位モデルとなるGalaxy Book4 Ultraは、Intel Core Ultra 7 / 9とGeForce RTX 4050 / 4070 Laptopを搭載。RAMは16GB / 32GB / 64GB(LPDDR5X)、ストレージは512GB / 1TB / 2TB。
ゲームはもちろんのこと、RTX に最適化された Stable Diffusionにより、画像生成も手軽に行えるとアピールします。
Galaxy Book4 ProとGalaxy Book4 Pro 360は、Intel Core Ultra 5 / 7を搭載。なお、Galaxy Book4 Pro 360は、Galaxy Book4 Proの16インチモデルをベースに、ディスプレイが背面に回るようにしたコンパーチブルモデルです。
両モデルともRAMは16GB / 32Gb(LPDDR5X)で、ストレージはGalaxy Book4 Proが256GB / 512GB / 1TBでGalaxy Book4 Pro 360は512GB / 1TB。
前モデルとなるGalaxy Book3 Pro 360には5G接続のオプションがありましたが、今回は設定がありません。なお、Galaxy Book4 Proの14インチモデルのみキーボードに10キーはなく、他の機種はすべて10キー付きとなっています。
搭載するIntel Core Ultraは、インテル製CPUとして40年ぶりに設計を大刷新した新世代のプロセッサ。AI処理専用のNPUを初搭載し、ローカルで高速に音声・映像・言語などのAI処理に対応します。
またプロセッサ内を機能ごとの「タイル」に分割し、従来のCPUコアを超低消費電力のSoCタイル側と、CPU演算専用のコンピュートコアに分割し、必要なときに呼び出す超低消費電力など、新たな仕組みで性能向上と効率化を果たしたプロセッサです。
Galaxy Book4シリーズは、2024年1月に韓国を皮切りに一部の市場で順次発売されますが、いまのところ日本での発売予定はないとのことです。
2017年に初代のGalaxy Bookは国内発売されたものの、それ以降は日本ではリリースされていません。