マイクロソフトはVRヘッドセットMeta Questシリーズ向けに、OfficeアプリWord、Excel、PowerPointの3つを配信開始しました。
Xbox Cloud Gaming(Beta)に続き、昨年10月の予告を実現したかたちです。
対象機種は初代Meta Quest(Oculus Quest)、Meta Quest 2、Meta Quest 3およびMeta Quest Pro。3つのアプリはすべてMeta Questストアから無料で入手でき、いずれもBluetoothキーボードとマウスに対応しています。
利用にはMicrosoftアカウントのログインが必要です。いずれかのアプリに一度ログインすれば、3つのアプリを全て使うことが可能。すでにXbox Cloud Gamingでログイン済みの場合は、再ログインの必要はありません。
各アプリの必要空き容量はそれぞれ約2.3MBと非常に小さく、内蔵ストレージを圧迫しません。すべてクラウド上で実行しているおかげでしょう。
アプリ起動後は、新規ファイルをテンプレートを選んで作成する画面が表示。過去にOneDrive上にファイルを作成・編集したことがあれば、その履歴も表示されます。
また3つのアプリを同時に起動しても動作が重くなる様子はなく、画面下にあるユニバーサルメニューバー上のアイコンをタップすることで、マルチタスクの切り替えも可能です。
さらに各アプリのアイコンを長押しすると、左・真ん中・右と3つのウィンドウ位置が表示。そのどれかにドラッグすることで、3つのアプリを並べて実行できます。
ジェスチャーコントロールにも対応し、バーチャルキーボードも使えますが、文書を確認するだけでなく編集も必要なら、現実的な作業効率でいえばBluetoothキーボードやマウスの接続をお勧めします。
ヘッドセットを被りながらキーボードと手の両方が3D表示される「トラッキングキーボード」は対応機種が限られますが、Quest 3やProならばパススルー表示で手元を確認しつつ作業もできます。
以上、おおよその使い方は以下の動画で紹介されています。