2024年1月1日、PCゲーム配信プラットフォームのSteamがWindows 7、Windows 8、Windows 8.1上で動作するSteamクライアントのサポートを正式に終了しました。
Steamのサービスを提供するValveは昨年3月にこの措置を予告していました。上記バージョンのWindowsシステムにインストールされているSteamクライアントには今後、セキュリティパッチを含む一切のアップデート、技術的サポートが提供されなくなります。
セキュリティパッチやアップデートが提供されなくても、Steamクライアントを起動し使用することはできます。ただ、Steamクライアントが組み込みのChromeに依存している関係から、いずれそちらが使えなくなれば、その時点でゲームへのアクセスができなくなる可能性があります。そしてそうなった場合、Steamは技術的サポートを提供しません。
Valveは、今後のWindows版Steamクライアントには、Windows 10以降でのみサポートされる機能が導入される予定であり、それが原因となって古いバージョンのOSで正常に動作しなくなる可能性もあると述べ、Windows 10以降への環境のアップデートを強く推奨しています。
いずれにせよ、Windows 7~8.1はとうにマイクロソフトによるサポートも切れており、それを使い続けることは、古いOSの脆弱性を突くマルウェアなどによる攻撃を受けやすくなるリスクを背負うことになります。もし、いまもまだこのような古いシステムを使い続けているのならば、そろそろPCを新調することをおすすめします。
ちなみに、SteamはmacOS版Steamクライアントでも、2021年2月15日でmacOS 10.13および10.14のサポートを終了することを発表しています。
こちらはmacOSが10.15以降、32bitアプリケーションのサポートを終了した関係で、Mac版の32ビットゲームがプレイできなくなることになります。ただ、Mac版Steamクライアントの98%以上がすでにmacOS 10.15以降にアップグレード済みとのことで、影響はそれほど大きくならないと予想されます。
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