NVIDIAはCES 2024の開幕に合わせ、ゲーム用GPU製品のGeForce RTX 40シリーズを強化したGeForce RTX 40 SUPERシリーズを発表しました。
「RTX 4080 SUPER」、「RTX 4070 Ti SUPER」、「RTX 4070 SUPER」の3モデルが発表され、日本での価格と発売日はそれぞれ14万8000円/1月31日、11万5800円/1月24日、8万6000円/1月17日となっています。またRTX 4080 SUPERとRTX 4070 SUPERにはNVIDIA純正製品のFounders Editionも用意されます。
いずれも名前にSUPERが付かない既存モデルのスペックを向上させた製品で、RTX 4080とRTX 4070 Tiは今後、SUPERの付いた製品に置き換えられるとのことです(RTX 4070搭載カードは販売継続)。
各モデルの用途面の位置づけとして、まずRTX 4080 SUPERは「4Kで完全にレイトレースされたゲームを強化」「RTX 3080 Tiの2倍高速」を売りとしており、RTX 4080に比べCUDAコア数が5%ほど増加しています。ただ、クロック周波数やメモリーまわりの仕様などはほとんど変わっておらず、むしろメーカー希望小売価格がRTX 4080よりも200ドルほど安くなったところがポイントかもしれません。
一方、RTX 4070 Ti SUPERはRTX 4080用のAD103 GPUコアを採用し、CUDAコア数はAD104搭載のRTX 4070 Tiから約10%の増加。搭載メモリーも12GBから16GBへ、メモリーインターフェース幅が192bitから256bitになりました。なお、消費電力は285Wで変化なく、価格もRTX 4070 Tiから据え置きで799ドルとなっています。
今回発表されたRTX 40 SUPERのなかで最も手の届きやすいRTX 4070 SUPERは、RTX 4070からCUDAコア数が22%増加しているものの、そのほかは希望小売価格含めて変化ありません。ただ価格に関しては、販売を継続するRTX 4070の市場価格が下がっていることから、実質的にRTX 4070とRTX 4070 Ti SUPERの中間に位置するモデルということになりそうです。
そのほか、NVIDIAはゲームプレイ時に明瞭さとスタッターフリーな表示を実現するという、G-SYNC Pulsar技術や、TwitchおよびOBSとの協力による、最大5種類の解像度・画質での同時配信を可能にするマルチエンコードライブストリーミング技術の提供も発表しています。
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