エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が、同社初となる49インチのQD-OLEDパネルを搭載した5Kウルトラワイドモニタ「MPG 491CQP QD-OLED」を3月21日に発売します。価格は24万6180円前後の見込み。
QD-OLEDパネルは、量子ドットと有機ELを組み合わせたもの。従来のOLEDでは、カラーフィルターを使用してRGBを生成していましたが、カラーフィルターを透過すると輝度が若干下がるという問題がありました。
これに対してQD-OLEDは、有機材料(OLED)が青色発光し、量子ドット(QD)層でRGBを直接生成することで、カラーフィルターが不要になり、輝度の低下を防ぎ色域が向上するというメリットがあります。
MPG 491CQP QD-OLEDでは、最新世代のQD-OLEDパネルを採用しており、サブピクセルの配置により、鮮明な画像やディテール、より鮮明なテキストを表示することが可能になるとのことです。
解像度はDQHD(5120 × 1440ドット)で、リフレッシュレートは144Hz、応答速度0.03ms(GTG)。湾曲率は1800R。
色域としては、Adobe RGB 98.07%、DCI-P3 99.28%をカバー。また、クリエイター向けモニターと同様に工場出荷時にキャリブレーションを実施しており、色精度をΔE≦2に抑えます。
インターフェースはHDMI 2.1×1、DisplayPort 1.4a×1、USB Type-C(DP Alt、USB PD)×1、USB 2.0 Type-A(ハブ機能)×2、USB 2.0 Type-B(PC接続用)×1、ヘッドホン出力×1。
本体サイズは約1195×328×410mmで重さは約10.3Kg。
このほか、以下の製品も同時にリリースします。
MPG 321URX QD-OLED:31.5インチ4K UHD(3840×2160ドット)QD-OLEDパネル、リフレッシュレート240Hz、21万7800円前後
MPG 271QRX QD-OLED:26.5インチWQHD(2560×1440ドット)QD-OLEDパネル、リフレッシュレート360Hz、17万280円前後
MAG 321UPX QD-OLED:31.5インチ4K UHD(3840×2160ドット)QD-OLEDパネル、リフレッシュレート240Hz、19万4800円前後
MAG 271QPX QD-OLED:26.5インチWQHD(2560×1440ドット)QD-OLEDパネル、リフレッシュレート360Hz、14万9800円前後
MPGシリーズは共通機能として、2台のPCで1組のキーボード・マウス等のUSB機器を共有できるKVMスイッチ、ケーブル1本で映像出力と給電が可能なUSB PD 90W、PCにインストールした専用アプリから、モニターの各種設定変更などを行えるGaming Intelligence機能に対応しています。