マイクロソフトは昨年9月、Xbox Series Sの弱点だったストレージ容量を増やしつつ、本体色を上位モデルXbox Series Xと同じカーボンブラックとした新型モデルを発売していました。
その逆に、Xbox Series Xの本体色を当初のXbox Series Sと同じ白にして、ディスクドライブを省いたオールデジタル版(ダウンロードソフト専用モデル)が2024年6月~7月に発売予定だと海外ゲーム情報サイトeXputerが独自の情報源に基づき主張しています。
このeXputerは、Nintendo Switch向けに『バテン・カイトス』がリメイクされる(実際には『バテン・カイトス 1&2 HDリマスター』)ことや、『アーマード・コア6』が『エルデンリング』のDLCより先に発売されることを当てるなど、ゲーム業界のインサイダー情報に複数の実績があります。
今回の噂話は、ざっと次の通りです。
本体色は白になる
光学ディスクドライブ非搭載でダウンロード専用のため、現行のXbox Series Xより50~100ドル安くなる可能性がある
2024年6月~7月に発売予定。ただし、少し遅れる可能性がある
ヒートシンクが改良される
マイクロソフトが2024年内に、ダウンロード専用Xbox Series Xの発売を計画していたことは、同社がFTC(米連邦取引委員会)の裁判で提出した文書から判明していました。FTCがマイクロソフトのアクティビジョン・ブリザード買収計画の差止を求める訴訟のなか、提出文書や証言から未知の事実が明らかになったことは、他にも何回かあります。
その機密文書には新型Xbox Series Xは箱型ではなく円筒形であり、内蔵ストレージは従来の1TBから2TBへと倍増。前面にはUSB-Cポート(PD機能付き)があり、「まったく新しい、より没入感のあるコントローラー」が同梱されると書かれていました。
もっとも、本文書が過去のいち時点で正しかったとしても、その後にマイクロソフト社内で計画が変更、あるいは破棄されることもあり得ます。今回のリーク情報と全く関係ない可能性もあるでしょう。
Xbox Series Xを持っているものの、新作ゲームを豊富に提供するXboxゲームパスの組み合わせで、ほとんどパッケージゲームを買わず、ダウンロード専用になっているユーザーも少なくはないはず。ディスクドライブがなくなる代わりに、サイズが現行モデルより小さくなれば、訴求力が強まるかもしれません。