普段ロケではミラーレスカメラで撮影しているのですが、移動撮影の際には手ブレが気になるので電動ジンバルを使いたい。
そこで今回動画でご紹介するのはFeiyuTech「SCORP Mini 2」。
コンパクトながらペイロード最大1.2kgという中型サイズの電動ジンバルです。
まずはカメラを装着してバランス調節が必要です。
レンズやバリアングルモニターなどは、実際に使用する状態でバランスを取りましょう。難しそうに見えますが、そんなにシビアにならなくても大丈夫です。慣れれば数分でできます。
調整できたらいよいよ起動。スリングハンドルなので楽に安定して保持することができますし、ローアングル撮影時にも持ちやすいです。
電動ジンバルなしと比べると一目瞭然。
今回使用したLUMIX G100は手ブレ補正をオンにすると画角が狭くなってしまうので、オフのまま使用しています。カメラの手ブレ補正をオンにすればもっとスムーズに撮影できるでしょう。
ジンバルの動作モードは一般的なもの。
パンフォローモード/パンチルトフォローモード/オールロックモード/全軸フォローモードなど。
これらのモードを使いこなすだけでも一段上の撮影ができるでしょう。
今回使用したコンプリートパックには、ハードケースの他に延長ロッドとLEDライトが付属しています。
延長ロッドを使用すれば自撮りも広々撮れますし、ちょっとした高所撮影やクレーンショットの様な使い方もできます。
さらに対応カメラとBluetoothや有線ケーブルで接続すれば、フォーカスや録画開始/停止などの各種コントロールも可能。
使い勝手も良くなるだけでなく、表現の幅も広がります。
ここまでは一般的な電動ジンバルと大きな違いはありませんが、本機の最大の特長は「AIトラッカー」が搭載されていること。
顔追従などの機能はスマホ用電動ジンバルや小型ジンバルカメラなどに搭載されてますが、ミラーレスカメラで自動追尾するのはそれ専用の機器が必要でした。
ハンドジェスチャーで自動追従
ハンドジェスチャーでトラッキングを起動するだけで顔を認識して自動的に追従してくれます。
360度ぐるっと回っても大丈夫ですし、上下にも追尾してくれます。
さらに対応カメラならジェスチャー操作で録画/停止も可能です。
もちろんミラーレスカメラだけでなく、コンパクトカメラやアクションカメラ、スマホなどでも使えます。
Apple Vision Proパーティーでは「QooCam EGO」を装着して使用しました。
立体視VR系の撮影には、スムーズなパン操作と水平を維持してくれる電動ジンバルが必須です。
SCORP Mini 2があれば一人のロケでも表現の幅が広がりますし、いろんな現場で活躍してくれそうです。