例年、アップルは3月~4月に新製品の発表イベントを開催しています。しかし、今年はイベントではなく、プレスリリースと一連のプロモーション動画と販売キャンペーンをウェブサイトで発表することなりそうです。
BloombergのMark Gurman氏は、ニュースレター「Power On」のなかで、今年春の新製品としてiPad Pro、iPad Air、MacBook Airが続々と発表されると述べています。ただ、春の新製品発表イベントは開催されず、それぞれの紹介動画と販売キャンペーンをウェブ上で行うとの予測を示しました。
アップルは、春や秋の新製品発表イベントに関しては、毎年必ず開催しているというわけではありません。特に、発表される製品に大きな機能追加などの変化がないのであれば、イベントを開いても期待外れに思われてしまう可能性もあります。今回は、iPadやMacBook Airの新製品は出るものの、派手な新機能や大きな変更、サービスの発表がないという予想で、イベントを開くまでもないということかもしれません。
発表イベントがあるかないかに限らず、アップルは春に新製品をいくつか用意していると考えられます。たとえば、新型iPad ProにはOLEDディスプレイおよびM3チップ搭載モデルが登場予定とみられており、iPad Airには新しく12.9インチモデルが追加され、13インチおよび15インチのMacBook Airには、新たにM3チップ搭載モデルが出るともうわさされています。
そのほか、周辺機器としてはフル機能版はいまだにLightning端子のApple PencilおよびiPad Pro向けMagic Keyboardの新製品も発表になると見込まれています。
Gurman氏は、これら新製品はいずれも3月または4月中に発表されるだろうと予測しています。そして3月末にはこれらの「新しいハードウェアをサポートするiOS 17.4の特別バージョン」の発表も計画されているとPower Onで述べています。
もし、春のイベントが見送られれば、アップルの次の大きなイベントは6月のWWDCになるでしょう。開発者向けイベントであるWWDCでは、新製品の発表とともに各製品のOSのメジャーアップデートに関する情報が発表されます。今年のWWDCでは、アップルの生成AIに関する取り組みや成果が発表されるかもしれません。