白い新型Xbox Series X、光学ドライブなしの箱型で2024年夏発売?セルフ流出の円筒形とは別モデル

ゲーム Microsoft
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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マイクロソフトがXbox Series Xのオールデジタル版、つまりディスクドライブを省いてダウンロード(デジタル)専用とした新型モデルを計画していることは、今年2月にもお伝えしました。


それに続き、ディスクドライブを搭載しない新型Xbox Series Xの「機密画像」と称するものを、海外ゲーム情報サイトeXputerが公開しています。

昨年秋にはマイクロソフトのゲーム市場戦略を巡る数年前の社内文書が裁判手続き上の手違いから流出したできごとがありましたが、そこでも光学ドライブを廃止した改良版Xbox Series Xを2024年末に発売する計画と、黒くて円筒形の新デザインが確認できました。


他ならぬマイクロソフト自らが対FTC(連邦取引委員会)の裁判資料として提出したものが誤って一般公開されただけに、かなりの重みがありました。

しかし、eXputerが「独占的に送られてきた写真」として公開したものは全体的に箱型で、現行のXbox Series Xとデザインが変わらない印象です。前面にはディスクの挿入口がなくなり、本体色は真っ白に。

が、それ以外は上部にある通気口も、背面のポート類もほとんど同じに見えます。

これらを公開したeXputerは、2月にも上記の「白くてディスクドライブのない新型モデル」の噂話を伝えており、今回はその続報です。どちらも情報源を明かしておらず、未確認の「リーク」に過ぎません。

とはいえ、以前もeXputerはNintendo Switch向けに『バテン・カイトス』がリメイクされることや、『アーマード・コア6』が『エルデンリング』のDLCより先に発売されることを的中させており、ゲーム業界に何らかの情報源を持っているのは確かなようです。

ほか、新型Xbox Series Xに関する予想は次の通りです。

  • ヒートシンクなど一部のパーツが改良される

  • それ以外には大きなアップグレードはない

  • 最終的な価格は未定だが、米国では現行モデルよりも安い価格帯で発売される見通し

日本での現行モデルは推定小売価格が5万9778円ですが、今後も円安がさらに進めば、新型の価格がどうなるかは気になるところです。

先月、Xboxトップのフィル・スペンサー氏は「物理メディア(光学ディスク)を支持するが、お客様の需要に不釣り合いなほどゴリ押しするつもりはない」と語っていました

さらに「いま現在、お客様の大多数はデジタルでゲームを買っています」と続けており、オールデジタル版Xbox Series Xを念頭に置いていたのかもしれません。


《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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