今年初めにX(旧Twitter)は、米国のみiOS公式アプリでパスキーによるログインを可能にしました。それに続き、全世界で対応したと発表しています。
このニュースはXの公式Safetyアカウントが発信しているもの。「パスキーがiOSのログイン方法として、全世界で誰でも利用できるようになりました! 試してみてください」と述べています。
それと合わせて公式ヘルプページでは、「パスキーがデバイスごとにアカウントによって個別で生成するため、フィッシング攻撃や不正アクセスの影響を受けにくく、従来のパスワードよりもセキュリティが強化されています」と付け加えています。
パスキーは、パスワードレス認証の普及を目指すFIDOアライアンスが開発した新たな認証方法。従来のパスワードの代わりに顔認証や生体認証などを用いることで、簡単かつ安全なログインをユーザーに提供するとされ、アップルやGoogle、マイクロソフトなどのハイテク大手もパスキーのサポート拡大を表明ずみ。Amazonでも利用可能となっています。
かつてTwitter時代のXは、SMS二要素認証を課金ユーザー限定に変更。認証アプリやセキュリティキーを使った別の二要素認証への移行を推奨していました。しかし、今回のパスキーは無料ユーザーでも利用可能です。
iOSのXアプリでパスキーを有効にする手順は以下の通りです。
iOSのXアプリを開く
左上のプロフィール画像をタップ
[設定とサポート]>[設定とプライバシー]の順にタップ
[セキュリティとアカウントアクセス]>[セキュリティ]をタップ
「パスキー」トグルを有効にし、現在のパスワードを入力して完了
なお、パスキーを有効にする場合はあらかじめiOSのXアプリを最新版にアップデートしておくことをお勧めします。