UdioやSonautoといった作曲AI新興勢力の登場が影響したのかどうか、Sunoが改良を加えてきました。
ただし、いきなりV3がV4になったとかではなく、小さな改善です。
具体的には、ユーザーインタフェースの改良と、ビデオ出力のバグフィックス。
以前のバージョンでは、プロンプトを流用する際にはRemixというコマンド名だったのですが、それがReuse Promptとわかりやすく変更。
一定のポイントから続きを作る機能はContinue From This Songと長ったらしかったのがExtendとシンプルになりました。
また、Extendはポップアップメニューではなく、わかりやすい場所に独立して設置されたので、気軽に続きを作りやすくなっています。
生成時間もかなり短縮されて、数秒で再生が開始できます。33秒の生成に数分を要するUdioに対し、2分の曲を数秒で聴き始められるというのは大きなメリットになるでしょう。
ビデオ出力時には、歌詞がカラオケのように1行ずつ表示される仕組みが取り入れられました。これも現時点でのUdioにはないものですし、そもそもビデオダウンロードがまともに機能していません。
曲タイトルが文字化けしていたバグも修正され、日本語の曲もそのままSNSなどにアップロード可能となっています。
▲以前のビデオ出力では日本語タイトルが文字化けしていた
ユーミン風を狙った歌詞と音楽スタイルの作例は、後半のスライドギターソロがなかなかの出来で、ちょっと感動します。歌詞はClaude 3 Opusで作りました。
Udiioで生成した曲らしきものを伝えているYouTube動画によれば、Sonauto、Udioだけでなく、AIで楽曲を生成してNFTで流通させるというNyxia.aiというサービスもローンチ準備しているようです。
デモ曲を聴いてみたところ、音質はSunoに近い感じでしょうか。こちらもNFT以外にどんな機能を実装してくるのか楽しみです。