レザー非使用のアップル、ファインウーブン製アクセサリが耐久性に難アリのため製造中止? 他の素材に移行か

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルは昨年秋、iPhone 15シリーズ発表と同時に、純正アクセサリ製品に「レザー」の使用を廃止。それに代わるものとして、ファインウーブンというマイクロツイル(極細綾織)素材を導入しました。


そうした鳴り物入りで登場したファインウーブン製品ですが、アップルは「耐久性がひどかったため」生産を中止したと著名リーカーが主張しています。

アップル未発表製品のリーク情報で知られるKosutami氏は、X(旧Twitter)にて「ファインウーブンは終わった」とポスト。アップルは、レザーではない別の素材に移行すると述べています。

Kosutami氏は、アップルの発表前に「iPhone 15用エコファイバーレザーケース」全色と称する画像を公開。それとともに、製品名が「ファインウーブン」だと正確に予想していました。


またApple Watch用ファインウーブンバンドが公式イベントで発表される直前に、製品と一致する画像を公開していたこともあり、今回の情報も信ぴょう性が高いと思われます。

アップルはファインウーブン素材を「優雅で耐久性に優れた」と表現していました。Kosutami氏の主張通り生産中止となり、その理由が「耐久性に難あり」だったとすれば皮肉なことです。

iPhone 15用ファインウーブンケースは発売直後、箱から出した直後すでに摩耗しており、爪で付けた擦り傷が消えないとの声もありました。

それを受けて、修理業者iFixitが「分解」レポートを公開。実際には切れてもいないし染料も取れていないが、引っかかれた繊維は不規則に光を反射するため、見た目には痕跡が出来やすいと分析していました。


アップルは3月初めに純正アクセサリの新色を発売しましたが、そこにはファインウーブン製のものはありませんでした。もしも今回の自称リークが本当だとしても、製造済みのファインウーブン製品が在庫切れとなるまでには、時間がかかるかもしれません。

《Kiyoshi Tane》

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