アップルは昨年秋、iPhone 15シリーズ発表と同時に、純正アクセサリ製品に「レザー」の使用を廃止。それに代わるものとして、ファインウーブンというマイクロツイル(極細綾織)素材を導入しました。
そうした鳴り物入りで登場したファインウーブン製品ですが、アップルは「耐久性がひどかったため」生産を中止したと著名リーカーが主張しています。
アップル未発表製品のリーク情報で知られるKosutami氏は、X(旧Twitter)にて「ファインウーブンは終わった」とポスト。アップルは、レザーではない別の素材に移行すると述べています。
Kosutami氏は、アップルの発表前に「iPhone 15用エコファイバーレザーケース」全色と称する画像を公開。それとともに、製品名が「ファインウーブン」だと正確に予想していました。
またApple Watch用ファインウーブンバンドが公式イベントで発表される直前に、製品と一致する画像を公開していたこともあり、今回の情報も信ぴょう性が高いと思われます。
アップルはファインウーブン素材を「優雅で耐久性に優れた」と表現していました。Kosutami氏の主張通り生産中止となり、その理由が「耐久性に難あり」だったとすれば皮肉なことです。
iPhone 15用ファインウーブンケースは発売直後、箱から出した直後すでに摩耗しており、爪で付けた擦り傷が消えないとの声もありました。
それを受けて、修理業者iFixitが「分解」レポートを公開。実際には切れてもいないし染料も取れていないが、引っかかれた繊維は不規則に光を反射するため、見た目には痕跡が出来やすいと分析していました。
アップルは3月初めに純正アクセサリの新色を発売しましたが、そこにはファインウーブン製のものはありませんでした。もしも今回の自称リークが本当だとしても、製造済みのファインウーブン製品が在庫切れとなるまでには、時間がかかるかもしれません。