MetaのInstagram派生SNSアプリThreadsが投稿のアーカイブ機能、つまりは削除せず非公開とする機能をテスト中です。
Instagramの責任者アダム・モッセーリ氏が、自らのThreadsアカウントで述べています。
箇条書きにしてまとめると、次の通りです。
1つ1つの投稿を手動でアーカイブ可能
一定期間を経過した全ての投稿を自動アーカイブ
再び公開したい場合は、いつでもアーカイブを解除できる
以前モッセーリ氏は、Threadsの投稿を一定期間経過後に自動アーカイブすべきとの考えを明かし、アンケートを取っていたことがあります。その結果は1週間や1か月、1年派がごく少数で、ほとんどが「never(絶対に望まない)」でした。
それを受けて、今回モッセーリ氏は自動アーカイブをデフォルトではなく「オプションとして設定することにした」と述べています。
すでにInstagramには「シェアした投稿を非公開のスペースに移動できる」アーカイブ機能があり、現在テスト中の機能も同様の仕様となるようです。
Instagramでは古い投稿のアーカイブは好評ですが、ある会話を起点としたやり取りが賑わい、あるいはテキストによる情報発信を軸としているThreadsでは、物議を醸す可能性があります。
たとえばモッセーリ氏はThreadsの運営方針について、同SNS内での投稿を通じて表明することを常としています。もしも自動アーカイブされるようになれば、元の発言を参照することも難しくなるでしょう。
以前モッセーリ氏は、検索結果の時系列表示は計画なしと表明。が、先週に突如として、時系列表示に近いものを少人数を対象にテストしていることを認めていました。
様々な新機能をテストし、ユーザーの反応を見てから採否や調整を決めているのかもしれません。