Microsoftは5月20日(現地時間)、新しい「Copilot+ PC」カテゴリの製品として、第11世代のSurface Proと第7世代のSurface Laptopを発表しました。国内でも6月18日に発売されます。
マイクロソフトは今年3月に、法人向けにCore Ultraを搭載した第10世代のSurface Pro 10と第6世代のSurface Laptop 6を発表していました。
今回の新製品は型番にナンバリングは付かず、AppleのMacBookシリーズのように、ただの「Surface Pro」「Surface Laptop」となっています。
新しいSurface Proは、プロセッサとしてIntel Core Ultraの代わりにQualcomm Snapdragon X EliteまたはSnapdragon X Plusを搭載。
第12世代Core搭載のSurface Pro 9と比べ、パフォーマンスが90%高速化しています。統合されたNPUは、M4搭載のiPad ProよりもAI処理が20%高速だとしています。
ディスプレイは13インチでLCDディスプレイ(Snapdragon X Plus搭載)と有機ELディスプレイ(Snapdragon X Elite搭載)の2モデルを用意します。
解像度はどちらも2880×1920ピクセルのアスペクト比3:2で、もちろん、タッチパネル対応です。
本体サイズは287×208×9.3mmで、Surface Pro 9(287×209×9.3mm)と比べると幅が1mm小さくなりましたが、あとは同じ。重さは895gで16g重くなっています。
インターフェースはUSB-C(USB 4)×2とSurface Connect。無線はWiFi 7とBluetooth 5.4に対応します。なお、5G対応モデルは2024年後半に発売予定としています。
バッテリー持ちは、最大14時間の動画再生が可能。Surface Pro 9は15.5時間をうたっていたので、若干短くなりました。
価格は、LCDモデル(Snapdragon X Plus)が16GB+256GBで20万7680円から。有機ELモデル(Snapdragon X Elite)が16GB+512GBで29万5680円から。カラーはサファイア、デューン、プラチナ、ブラックの4色展開。本体カラーにより、一部選べない構成もあります。
なお、いつものように専用キーボードは別売りですが、新しいSurface Pro Flex キーボードは無線接続(Bluetooth Low Energy)対応。
本体から離れた場所でも利用できるようになりました。もちろん、本体に接続しての利用も可能です。キーボード上部には、付属のスリムペンを充電できる収納スペースもあります。
ただ、機能アップした代わりに、価格も8万80円と大幅にアップしています。なお、Surface Pro Flex キーボードは、Surface Pro(第11世代)のほか、Surface Pro 10、Surface Pro 9、Surface Pro 8で利用できます。
ちなみに、Surface Pro(第11世代)も従来のSurface Pro SignatureキーボードやSurface Pro キーボードなどを利用可能です。