ポストSoraというか、ビフォーSoraというか、新世代の動画生成AIも老舗であるRunway Gen-3登場以降、目新しいニュースがなかったのですが、Luma AIのDream Machineがちょっとした新機能を追加しました。
ループ機能です。
Dream Machineは2つの画像の中割りができたり、動画を5秒単位で伸ばしていけたりと、便利な機能を持っていますが、そのオプションとして「Loop」が加わりました。このチェックボックスを入れておくと、指定したリファレンス画像とプロンプトから、ループする動画を作成できます。
(▲Loopオプションが追加された)
■Loop機能を使ってみた
西川善司さん講師で7月26日に開催する自作PCオンラインワークショップのサムネ画像をループ画像にしてみました。
今回はトラブルに見舞われる人多数のDDR5問題を中心に語ってもらうので、プロンプトも、a girl is holding a computer memoryというもの。
かなり自然なループになっていると思います。Peatixでの申し込みはこちらからどうぞ。
次は、参照画像なしのループ動画。ハイパースペースを飛行しながら招き猫しぐさ。昨年21歳の猫生を全うした我が家のメソに似ています。彼は、お腹を撫でると招き猫仕草をしていました。
FPVドローンによるフライスルー映像はループ向きと言えるでしょう。
夜のダウンタウンのロボット。走るように指示をしたのですが、周りを走っていたのはカメラの方でした。
なお、Image to VideoでのLoopは、中割り機能とは併用できません。
参照画像ありのLoop例。
Sakana.aiが発表した、浮世絵専用生成AI「Evo-Ukiyoe」で作った猫画像をループさせてみました。
猫は動こうとしません。今度は波乗りをさせてみました。
こちらはダイナミックに動いていますね。
以下は、妻の銀塩写真をループさせてみた例。
中割り機能によって作成した動画をExtendするときにLoop機能を追加することもできます。途中でぼかしを挟んで誤魔化すようなこともやっていますね。
このループ機能、ミュージックビデオの素材作りにはとても便利なので、活用していきたいと思います。