アジア系に強い新世代動画生成AI「KLING」がやってきたので試した。実用性高く無料生成も可能、静止画KOLORSも使える(CloseBox)

テクノロジー AI
松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

特集

Soraに匹敵する高品質の動画生成AIとして注目を浴びながら、中国の携帯電話番号が必須だったことから世界中の羨望を集めていた、KLINGが一般ユーザーも利用可能になりました。

ログインにはメールアドレスだけでよく、Webサイトのklingai.comにアクセスします。アプリのインストールは不要。

主要機能は3つ。静止画生成(KOLORS)、動画生成(KLING)、そしてビデオ編集です。

毎日使えるクレジット(ポイントは)66。動画生成では10ポイントを消費します。

■KLINGを使ってみた

早速使ってみました。まずはImage to Video。プロンプトを入れて、プロンプトへの準拠レベルを調整。現時点では10秒の生成はできないため、5秒のみ。高品質モードも使えない状態です。

出来上がったのはこちら。さすがアジア系には強い感じで、不自然さはほとんどないです。Luma Dream Machine、Runway Gen-3はそれぞれImage to Videoは使えますが、顔の角度が変わると欧米系の人に変わる別人現象が起きがちですが、KLINGについてはそうしたことはなさそう。

猫の再現性も高いです。

1枚のバンド写真を動画にしてみました。

なんとか形にはなっています。LumaやRunwayだと完全に破綻していたパターンです。

Text to Videoもやってみました。

「a beautiful Japanese girl is looking at the viewer with a gentle smilem Tokyo downtown background. Wind is blowing her hair」というプロンプトです。

プロンプトはちゃんと反映した、なかなかのクォリティですね。

カメラの動きなども細かく設定できます。

現時点ではォーターマークはそのまま、1日6×5秒しか使えないので、有料プランの設定ができるのを待ちたいところです。

■静止画のKOLORSも試した

Image to Imageがなかなか強力です。1回の消費は1.2ポイント。これもクォリティが高いです。KOLORSはまだLoRAはないようですが、これで十分なような。

《松尾公也》

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