Appleが次のスペシャルイベントを正式に発表しました。開始は現地時間で9月9日午前10時、日本では翌10日(火)午前2時から。
イベントのタグラインは、イッツ・ショータイムならぬ『It's Glowtime.』(時が満ちる。)
発表が期待されるのは iPhone 16(仮)シリーズ。光る Apple ロゴは、新 iPhone と iOS 18で使える独自AIのApple Intelligence と、生まれ変わった Siri をイメージさせます。
スペシャルイベントは、いつものようにクパチーノ本社のSteve Jobs シアターから。ストリーミングで視聴できます。
■ iPhone 16(仮) シリーズと独自AIのApple Intelligenceが目玉
順当にゆけば iPhone 16になる次世代 iPhone については、Proではない通常モデルの iPhone 16 も含め全モデルが Apple 独自のAI機能 Apple Intelligenceに対応する点が目玉のひとつ。
外観デザインや細かな仕様変更については、過去に実績のあるいわゆるリーカーからも、また製造現場に近い筋からも多数の情報や「流出写真」が出回っています。
まずベースモデル iPhone 16 の外観上の変化は、背面のデュアルカメラが従来の斜め配置から縦並びになること。これはiPhoneを横にして撮影することで、左右に視差のある映像を捉え、Apple Vision Pro などで立体的に体験できる「空間ビデオ」の撮影に対応するためといわれています。
現状の iPhoneでは iPhone 15 Pro / Pro Max のみ、横に倒して空間ビデオが撮影できますが、iPhone 16世代では全機種が対応する見込みです。 (Vision Pro自体でも撮れます)。
■ 無印にもアクションボタン追加
ハードウェア上の変化としては、iPhone 15 Proシリーズの多機能ボタン「アクションボタン」を無印の iPhone 16も導入見込み。アクションボタンは画面に向かって左側面、音量ボタンの上に、以前は静音モードスイッチがあった部分にあるボタンです。
iPhone 15 Pro では従来どおりの消音オンオフに使えるほか、カメラ起動やライト点灯、ボイスメモ開始、特定アプリ起動やショートカット実行などを設定可能。
■ iPhone 16 Pro / Pro Max (仮) は狭額化でやや大画面化、カメラ用の「キャプチャボタン」
一方 iPhone 16 Pro には、さらに新しい「Capture Button」が加わると見られています。キャプチャボタンは右側面、サイドボタン(旧電源ボタン、Siriボタン)の上に追加されるといわれるボタン。
名前のようにカメラ撮影に使うボタンで、大変いまさらのようではありますが、OSの解析等の手がかりからは、タッチと押し込みに対応し、伝統的なカメラのシャッターボタンのように半押しでオートフォーカス、押し込みでシャッターといったアクションが可能になると考えられています。
iPhone 16 Pro / Pro Max (仮)については、画面の縁がさらに細くなり、若干ディスプレイが広くなるとされています。ただし本体自体もやや大きく、わずかに重くなる見込み。
■ Apple Watch Series 10 (仮)、久々の AirPods 新モデル(二機種) も
It's Glowtime. イベントでは、新型 iPhone と並んで Apple Watch の新モデル、そしてイヤホン AirPods の新型発表も期待されています。
Apple Watch の新型は Apple Watch 10 (またはX)、Apple Watch Ultra 新型(3)、そして新 Apple Watch SE。
このうち X は画面が従来より大きく、現行の41mm / 45mmから、45mm / 49mm になる、本体が薄型化するといったうわさがしばらく前にありましたが、そのほかのアップデート点についてはよく分かっていません。
Apple Watch Ultra の新モデルについては、現行最新の2とほぼ同じ、新色の可能性が取り沙汰される程度。
AirPods の新型は二機種になるとされていますが、AirPods (無印)とAirPods Pro という意味ではなく、無印の AirPods が廉価モデルと上位モデルになり、上位は初めてアクティブノイズキャンセリングに対応すると見られています。
AirPods Pro の新モデルはまだ先になる見込み。こちらも楽しみです。
・アップルのAI『Apple Intelligence』まとめ。ChatGPTもOS統合 iPhone 15 ProかM1以降必須 | テクノエッジ TechnoEdge