みずほ楽天カード誕生も海外旅行保険の落とし穴には気をつけて

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中山智

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けています。 旅人ITライターさとるとして、YouTubeでも活動しています。

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11月14日、楽天カードとみずほ銀行は共同で記者発表会を開催。12月3日より両社の提携カード「みずほ楽天カード」を提供開始すると発表しました。

▲楽天三木谷会長とみずほFG木原社長が揃って発表会に登壇

このクレジットカードは、みずほ銀行の提携カードではあるものの、銀行口座のキャッシュカード機能はなく、Visaブランドのクレジットカードとして利用可能。ただし、みずほマイレージクラブ利用時には、毎月のカード利用で、みずほ銀行・イオン銀行ATMの利用手数料と時間外手数料に加えて、コンビニATMの利用手数料が月2回まで無料となる特典が受けられます。

▲みずほ楽天カード概要

そのほか、通常利用で楽天ポイントが1%付与されるほか、楽天市場の買い物で3%還元などのサービスも用意されています。

ただし注意したいのは、利用付帯として提供される海外旅行保険(最高2000万円)。この利用付帯の条件は、「募集型企画旅行の料金」をこのカードで支払うこととなっています。

▲楽天カード系の「海外旅行保険」は要注意

募集型企画旅行とは、いわゆる旅行会社が販売しているパッケージツアーのこと。つまりパッケージツアーの旅行でのみ海外旅行保険が使えます。

昨今は飛行機のチケットやホテルなどを別々に個人で予約・購入する手配旅行が主流。ですがみずほ楽天カードで航空券を買ったり、宿代を払っても海外旅行保険の特典は使えません。

ちなみに、この条件は「みずほ楽天カード」だけでなく「楽天カード」や「楽天ゴールドカード」も同様です。

▲いまどきパッケージツアーのみ対象の海外旅行保険にどれほどの意味があるのか?

クレジットカードに海外旅行保険が付いているから、渡航時には保険に入らないという人も多いですが、楽天カード系は海外旅行保険が利用できるシーンがかなり限定されるため、旅行好きにはあまりオススメできないカードなのでご注意を。

《中山智》

中山智

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けています。 旅人ITライターさとるとして、YouTubeでも活動しています。

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