XRグラスVITURE Oneが30%オフのブラックフライデーセール。電子調光や度数調整に対応、独自の首掛けAndroid端末も用意

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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XRグラスのVITUREがブラックフライデーセールを開始しました。

12月5日までの期間限定で、VITURE One XRグラスが定価7万4880円のところ30%オフの5万2400円で購入できます。


VITURE One は、USB-CケーブルでスマホやPC等と接続すると目の前に画面が浮かぶサングラス型ディスプレイ。いわゆる「ARグラス」や「XRグラス」と呼ばれるジャンルの製品です。

特徴としては、一定範囲の近視ならば追加の補正レンズ要らずでくっきり見える度数調整ダイヤル、ボタンひとつでレンズの色が暗くなり、明るい場所でやや見やすくなる電子調光フィルム、ケーブルを引っ掛けて力がかかると外れるマグネット式端子など。

主な仕様は、ディスプレイの見た目の大きさがFOV 43度、公称「120インチ相当」。解像度は1920 x 1080フルHD、精細さは55PPD(1度あたり55ピクセル)。本体重量78g。

スマホでも眼の前にかざせば視野を覆う「大画面」になり、大画面テレビも離れた場所からみれば小さくなるように、この種の製品では視聴距離の目安がないままの宣伝文句で100インチ!200インチ!にはあまり意味がなく、視野に占める角度を示す FOV (Field of View、視野角)が重要です。

VITURE OneのFOVは43度。上位モデルのVITURE Pro の46度や、競合他社の製品とさほど変わりません。また1920 x 1080 フルHDまでの解像度も、一般的なARグラスと横並びです。

逆にVITUREのユニークな点は、有線ではあるもののウェアラブルでハンズフリーを実現する独自すぎる首掛けAndroid端末 VITUREネックバンド、Nintendo Switchと合体でき大容量バッテリーにもなるVITUREモバイルドックなど、別売りのユニークな周辺機器を豊富に揃える点。

メーカーによると、購入者のあいだではゲーム用のハンズフリーディスプレイ用途がかなり多いとのこと。前述のモバイルドックはUSB-C / HDMI入力に加えてメガネ用のUSB-C映像出力を2ポート用意して、二人並んでARグラスで対戦ゲームまでサポートします。

このほか大画面よりもハンズフリー、置く机も不要なモバイルディスプレイ用途としては、頭の動きに追従するヘッドトラッキングと組み合わせて、仮想的にワイド画面やマルチ画面を再現する純正アプリ SpaceWalker をWindows / Mac / Android / iOS 向けに提供します。

前述のように、視界全体を覆う広視野角ではないため、マルチディスプレイ環境を作っても同時に見えているのは1枚あるいは一部ですが、ヘッドトラッキングで少し横を向けば追加の画面が見える状態にはなります。

高精細で広い物理ディスプレイを置き換えるものではまったくありませんが、メガネケースやポケットに入り、スマホやPCに直結できて場所を取らないモバイルディスプレイと考えれば便利な製品です。

VITURE Oneのレビューや動画はこちらもどうぞ。


30%オフのセールは12月5日まで。なお後発の上位機種VITURE Proは、視野角がわずかに広くなったほか、色再現性や明るさが改善、電子調光フィルムがより暗く見やすくといった差があります。

《Ittousai》

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