テクノエッジの会員コミュニティ「テクノエッジアルファ」で展開されている「ハカセとアックンのスマホ沼」。
Discoard上でのコミュニケーションのほか、月1回のペースでライブ配信も実施していますが、その第4回として初のリアルイベント『最新スマホにも触れる! スマホ"裏"アワード2024勝手に授賞式』が12月19日にリアル開催されました。
スマホ"裏"アワードは、以下の5つ項目を山根ハカセが矢崎(ACCN)編集長、テクノエッジ アルファ会員とDiscoard上で議論。一般的なアワードとは異なる視点で今年一番のスマホをみんなで決めようという企画です。最終的にはハカセの独断となりましたが、授賞理由を聞くと、それなりに説得力のある内容でした。
モーストイノベーティブ(Most Innovative)
ベストデザイン(Best Design)
ベストアップルキラー(Best Apple Killer)
変態スマホ(Most Unique Smartphone)
記憶に残ったメーカー(Most Memorable Manufacturer)
なお、同イベントは海外スマートフォンメーカーの国内代理店を務めるFastlaneがプラチナスポンサーとして協賛していたほか、GREEN FUNDING、STYLY、BenQ、ハイネケン、ヤッホーブルーイング各社の協力の下に開催。会場には日本未発売の最新スマートフォンやクラウドファンディング中の製品が展示され、体験できました。
スマホ"裏"アワード2024
授賞式は、メーカーを招いてトロフィーを授与するのではなく“勝手に”やるという形式。しかしながら山根ハカセは各メーカーのトップと展示会などで接触する機会も多いということで、いつでもトロフィーを渡せる(見せられる)ようにと、ARのトロフィーが用意されました。
スマートフォンアプリ「STYLY(App Store、Google Play)」で各賞のQRコードを読み取ると、実際にトロフィーをARで表示できます。また、WEBサイトからも確認できますので、ぜひお試しください。
モーストイノベーティブ(Most Innovative):HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN
最も革新的な技術を採用した端末に贈られるモーストイノベーティブは、「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN」に与えられました。
ハカセが1ミリの迷いなくモーストイノベーティブに決めたという「HUAWEI Mate XT ULTIMATE DESIGN」は、世界初の3つ折りスマートフォン。3つ折りディスプレイ自体はSamsungディスプレイやTCL CSOTが開発を行っているものの、製品化したのはHUAWEIが初とのことです。
開いた状態の最薄部は3.6mm。USB-Cのコネクタサイズは厚みが2.6mmなので、「これ以上薄くするには専用端子を裏側に付けるとかしないといけないんじゃないか」とのこと。
ベストデザイン(Best Design):Xiaomi Redmi note 13 Pro+ 5G
最も優れたデザインに贈られるベストデザインは、「Xiaomi Redmi Note 13 Pro+ 5G」。実は今回のアワードの中で、唯一日本国内で購入できる端末です。
ハカセ曰く、「背面をたった3色に塗り分けた感じだけれど、これが非常に可愛い。中国でこれを初めて見たときに、今年一番可愛いなと思った」とのこと。
ベストAppleキラー(Best Apple Killer):vivo X200 Pro mini
ベストAppleキラーには、「vivo X200 Pro mini」が選ばれました。
iPhoneキラーではなくAppleキラーとしたのは、単にiPhoneっぽいというのではなく、Appleのエコシステムからもユーザーを奪ってしまうんじゃないかというぐらい魅力がある端末だからと力説。
パッと見ではiPhoneに非常によく似た端末ですが、背面は大きく異なり円形の大きなカメラバンプを備えています。カメラは広角、超広角、望遠の3眼でいずれも5000万画素。「夜景や望遠もめちゃくちゃいい」「ステージモードでは、暗いところで遠くのコンサートも結構いけます」とのこと。
「中国で、今iPhone 12や13を使っている人がこれを触ったら、こっちに行っちゃうんじゃないか」ということで、iPhoneキラーを超えたAppleキラーに選ばれました。
変態スマホ(Most Unique Smartphone):nubia Music
変態性が最も際立った端末としてこの賞に選ばれたのは「nubia Music」。背面がとてもカラフルな端末で、編集長が間違えてベストデザイン賞で紹介する端末と取り違えられるという一幕もありました。
もちろん、カラフルなだけが授賞理由ではありません。背面にレコード盤を模した大きなスピーカーを備えるほか、イヤホンジャックが2つあり、2人一緒に音楽を楽しむことができるという、まさにMusicフォン。
中国のノーブランド製品、いわゆる山寨機にも背面に大型スピーカーを搭載した端末はあるとのことですが、残念ながら出来が悪いそう。それに対してZTE傘下のnubiaが作ったこの端末は、しっかりとした完成度。どちらかというと新興国向けの低価格端末ですが、あえてイヤホンジャックを2個搭載するなど本気で音楽を楽しんでほしいという気持ちが伝わってくる、そして遊び心もあるということで、変態スマホに選ばれました。
記憶に残ったメーカー(Most Memorable Manufacturer)
今年なにかと目が離せなかったメーカーに贈られる記憶に残ったメーカーは、意外性はないかもしれないと前置きしつつサムスンに贈られました。
今年はAIの年といっても過言ではありませんでしたが、最初にAIスマホと言ったのはサムスンだったとのこと。GoogleなどもAIを売りにしてはいましたが、あくまでも「AIもできます」というスタンスでした。しかしサムスンはAIスマホを前面に押し出し、ブームの先駆者となりました。この点で、今年一番外せないメーカーと評価したそうです。
スポンサーセッション
イベントでは、スポンサーセッションとして現在GRENN FUNDINGで支援を受け付け中の「HUAWEI WATCH D2ウェアラブル血圧計」、TCLの量子ドットMini LEDモニター「TCL 34R83Q」のプレゼンテーションと実機展示も行われました。
HUAWEI WATCH D2は、日本国内での管理医療機器認定を受け、血圧計として利用できるスマートウォッチ。イベント時にも触れましたが、翌20日には心電図(ECG)機能の搭載が正式に発表され、健康管理のために最適なスマートウォッチとなっています。
TCLの量子ドットMini LEDモニター「TCL 34R83Q」は、34インチ UWQHDの湾曲モニター。TCL独自の量子ドットMiniLED技術により、高輝度と精細なコントラストを実現しています。最大170Hzの高リフレッシュレートに応答速度1ms(GTG)とゲームにも最適な仕様。ゲーミングらしく、背面も光ります。
このほか、Fastlaneからは、025年1月に国内モデルが投入される予定の「nubia Z70 Ultra」と「REDMAGIC 10 Pro」のグローバルモデルが展示されました。