アナログ式ワードカウンター搭載メカニカルキーボード「Writerunner」発表。2月にクラファン開始、年内出荷を予定

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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いつでもどこでも文章執筆が可能なスマートタイプライターを主な製品とするAstrohausが、文章執筆に特化した有線 / ワイヤレス88キーメカニカルキーボード「Freewrite Wordrunner」をCES 2025で発表しました。

メカニカルキーボードと言えば、最近はゲーミング用やキーボードマニア向けに多彩な製品が発売されている、PC周辺機器の中でもかなり人気のデバイスですが、キーボード本来の目的のひとつである文章執筆に集中できることを目指した製品は意外に少なかったりもします。

Astrohaus製品の多くは、ユーザーがSNSやYoutubeに気を取られることなく文章執筆に没頭できる環境を提供することを意図した、小さな液晶またはE-Inkディスプレイを搭載するスタンドアロンのスマートタイプライターですが、Wordrunnerはディスプレイを搭載せず、PCやタブレット、スマートフォンで使うための、メカニカルキーボードとなっています。

Wordrunnerもバックライトで光るキートップなどはゲーミングキーボード的ではあるものの、特に心地よさを意識したというキースイッチの調整や、執筆の際に多用する検索、置換、取り消し(Undo)、やり直し(Redo)、前後段落へのジャンプキーなどをプリセットしたファンクションキーなどにより、物書きの人々の集中力維持をサポートします。なお、カスタム操作を設定できるマクロキーも3つあります。

キーボード上部中央には、自動車のオドメーター(走行距離計)のような、アナログ式のワードカウンターがあり、その左には、指定時間内に可能な限り文章入力を行う執筆エクササイズ「ライティングスプリント」用のアナログタイマーを搭載。時間経過とキータイプの量を可視化します。なお、Wordmeterは使用アプリケーションなどは考慮しないので、リセットしない限りカウントアップを継続します。また、左上隅にある赤いスティック型コントローラーはメディア再生制御用と説明されています。

Astrohausはこのキーボードの開発当初、他の製品と同じように小型ディスプレイにワードカウンターやタイマーの情報を表示しようと考えていました。ところが、あるミーティングでチームからWordmeterのアイデアが提案されたときに、それがディスプレイよりも魅力的だと判断したとのことです。

USB-CもしくはBluetoothでPCやタブレット、スマートフォンと接続が可能。Bluettothでのペアリングは複数デバイスをサポートし、切り替えキーを押すだけで入力先を変更できます。キーボード本体の大きさは 14.7 x 12.6 x 0.7インチ(373.4 x 320.0 x 17.8mm)、重さは 1.9 ポンド(約862g)です。

Freewrite Wordrunnerは今後、2月にクラウドファンディングサービスのKickstarterでキャンペーンを実施し、年末までに完成バージョンを出資者向けリワードとして出荷する予定です。市販価格は未発表ではあるものの、おそらく、Kickstarterの支援に必要な費用は市販バージョンよりも割安になるはずです(クラウドファンディングのリスクを考慮してご検討ください)。


《Munenori Taniguchi》

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