Galaxy Ringが日本でも発売になりますが、もっと高機能な指輪型デバイスが今後、登場するかもしれません。
Galaxy Ringは指輪型のアクティビティートラッカーで、歩数、睡眠時間、心拍数、血中酸素濃度、皮膚温度などの計測が可能です。スマートウォッチと異なりディスプレイを搭載しておらず、バイブレーション機能もありません。そのため、連携したスマートフォンからの通知を知ることはできません。
Galaxy Ringは「指輪からスマートフォンに生体データを送る」という一方通行なデバイスというわけです。スマートフォンとの連携機能も、Galaxy Ringをはめた指を親指と合わせるように素早く2回つまむと「カメラのシャッターを切る」「アラームの音を止める」という2つだけと非常にシンプルです。
これだけシンプルなデバイスにも関わらず6万円を超える価格は高いと思えるかもしれません。しかし、充電は1週間に1度でよく、スマートウォッチよりも気軽に身に着けていられます。すでに私はGalaxy Ringを半年以上使っていますが、シャワーを浴びるときすらGalaxy Ringをはずしません。そのため、24時間常に生体データを記録でき、自分の健康状態を常に確認できることが気に入っています。
とはいえ、健康管理デバイスにこれだけのお金を払うなら、むしろ同じサムスンから登場するスマートバンド「Galaxy Fit3」のほうがいいと考える人もいるでしょう。Galaxy Fit3の価格はわずか9900円。通知を受けられるディスプレイもありますし、電池の持ちも約13日間と十分です。
ただ、個人的にはスマートウォッチもスマートバンドも長続きした経験がありません。前述したように外してしまう機会が多く、外したまま寝てしまって睡眠時間を計測できなかったことが多々あったからです。1週間を振り返るときに、数日間の睡眠データが正確でないと、デジタルで健康管理をしようという気になれないのです。
スマートリングでは機能不足だけど、スマートウォッチでは確実な健康データの記録ができない……そんな悩みのある人はどうすればいいのでしょう? 実は、夢のようなデバイスが登場予定です。それが指輪型のスマートウォッチ。
1月にラスベガスで開催された、CES 2025に参考出展されていたもの。ただし、実機はなくポスターだけの展示でした。中国系のOEM、ODMメーカーがよくやる手法ですが、現在開発中で、生産はまだできていないものの、早めに顧客を得るためにPRとして製品ポスターを展示するわけです。
実機が無いためべーパーウェアの可能性もありますが、わざわざCESに出展してアピールしているので、完成は近いのではないでしょうか。ブースの営業担当者に話を聞くと、開発は順調で、4月ころ製品として出したいと話をしていました。
指輪型デバイスにディスプレイを付けちゃうなんて大胆と思えますが、類似した製品はすでに出ています。しかも日本から。カシオの指輪型デジタルウォッチ「CASIO RING WATCH CRW-001」です。
この指輪型デジタルウォッチの本体背面にセンサーを埋め込めば、ディスプレイ搭載の指輪型スマートウォッチの実現も難しくないはず。4月に香港で開催される大型貿易展示会に出展するらしいので、ここで実機が出てくるかどうか、気になって仕方ないので見に行こうと考えています。
ところで、本誌編集長と一緒に以下のようなライブ配信を行う予定です。
【スマホ沼Live】最新Galaxyの興奮を発表会帰りハカセが語り尽くす回【1月27日(月)20時~】
配信はテクノエッジ アルファ会員向けコンテンツ「スマホ沼」月例行事の一環ですが、どなたでもご覧いただけます。会員の方は後日、未公開の動画が見れたり、Discordでスマホについて深いトークができるといった特典があります。
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