Xiaomi 15 Ultraの2億画素望遠カメラとフォトグラフィキットを試す。ホールド性が大きく向上、目と心に近づいたカメラに

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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シャオミが発表した次期フラッグシップ、Xiaomi 15 Ultra のフォトグラフィキットを試してみました。


昨年の Xiaomi 14 Ultra は、メインに1インチセンサを採用したLeicaカメラシステムの強烈な撮影性能で、多くのユーザーに「シャオミ製フラッグシップスマホ」への認識を改めさせた製品。

今年の新型 Xiaomi 15 Ultra は引き続きLeicaカメラシステムを採用しつつ、新たに2億画素の望遠カメラを採用した点が大きな特徴。

LEICA VARIO-SUMMILUXレンズ、100mm、1/1.4インチセンサ、F2.6の仕様で、受光性能は昨年の14 Ultra から136%向上しています。

Leicaカメラが最大の売りとなる製品だけあって、昨年の14 Ultraで好評だった撮影用アクセサリ『フォトグラフィキット』もさらなる改良を加え引き続き提供します。

バッテリー内蔵のグリップ部と、スマホケース部がUSB-C端子で接続し合体する構造。スライドロックで簡単に着脱でき、常時カメラ形態で持ち歩かなくてもすばやく合体変形できます。

フォトグラフィキットではホールド性が大きく向上し、画面をタッチすることなく物理コントロールで半押し対応シャッター、ズームレバー、露出ほか設定可能なカスタムダイヤル、動画撮影の操作が可能。

昨年からの改良点としては、L字型の着脱式サムサポートの追加が大きな違い。

握り込みつつ親指でしっかりホールドでき、片手を伸ばして撮影するような場合にうっかり落とさないかの心配がかなり減ります(ストラップを使いましょう)。

側面にカメラ専用ボタンやシャッター兼用の物理ボタンを備えたスマホは各社にありますが、スマホの薄型化が進んだこともあり、横位置でシャッターに指をかけて、いつでも撮影できる状態で安定してホールドするのは難しいのが実情です(小指で下側の側面を支えたりとか)。

フォトグラフィキットでは握れるグリップのほか、サムサポートのおかげで画面側を支えても誤タッチが減ることがポイント。カスタマイズ性としては、シャッターボタンもお好みで?交換できるようになりました。

Xiaomi公式作例
Xiaomi公式作例
ガラス越しの一枚

望遠カメラの性能はたとえば、ふと見上げた真昼の月も……

手持ちで何も考えずこれくらいに写ります。

望遠カメラ+デジタルズーム

スマホで月が撮れて嬉しいとか何年前だよ、という話もあるにはありますが、しかし 15 Ultra ではこんな写真も撮れます。

『月モード』に入った途端に月以外の被写体が消えたり撮りづらくなる系のスマホカメラとは違い、『月がかかった何々』や前景もそのまま。


Xiaomi 15 Ultra の想定価格は16GB / 512GBモデルで17万9800円から。本日より予約販売を開始し3月18日に発売します。

フォトグラフィキット Legend Edition は、単品販売では想定価格1万9980円。ただし4月15日までに本体を購入することで、無料プレゼントとして付属します。(各社オンラインストアおよび公式Xiaomi Storeで購入の場合は同時に送付、家電量販店等で本体を購入した場合は4月22日までの応募で後日送付)。

ごく偏った感想。フォトグラフィキットについては、前モデルから試用して一定の感銘は受けていたものの、正直なところ実用と同等以上に外連というか、カメラ文化のアイコンが好きな人向けの「巨大ぬいぐるみ型スマホケース」的な側面も多分にあるのでは、と偏見を持っていましたが、15 Ultra では淡々と着実に実用性が増し、特にサムサポートの追加で安定感が大きく向上したのは好印象。

ロック状態から物理シャッター長押しで撮影でき、カメラライクなUIになるファストショットモードとあわせて、「カメラとして」いつでも即座に撮影できる状態で、不安なく片手で持ったまま移動したり、スッと取り出して構えられるのは、単に「カメラ専用ボタンがあるスマホ」「ボタン2度押しや長押しでカメラが起動して撮れる」とはまた一段違った直感性と楽しさがあります。


《Ittousai》

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