GitHubリポジトリを読み取り、ドキュメントを自動生成するAIツール「DeepWiki」がログイン不要、無料で使える(生成AIクローズアップ)

テクノロジー AI
山下裕毅(Seamless)

2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にして紹介しているWebメディアのSeamless(シームレス)を運営し、執筆しています。

特集

1週間の気になる生成AI技術・研究をいくつかピックアップして解説する連載「生成AIウィークリー」から、特に興味深いAI技術や研究にスポットライトを当てる生成AIクローズアップ。

今回は、GitHub上のリポジトリを自動的に解析し、ドキュメントを生成してくれるオープンソースAIツール「DeepWiki」を取り上げます。

▲DeepWikiのトップページ

DeepWikiはAIデベロッパーツール「Devin」の開発チーム「Cognition AI」によって開発された無料サービスです。

主な機能は、GitHubリポジトリのコードを読み取り、リポジトリ全体の解説ドキュメントページを生成することです。自然言語での説明だけでなく、アーキテクチャ図やシーケンス図などの図解も自動生成します。

また、理解できない部分があれば、チャット機能を通じてAIアシスタントに質問でき、自然言語で解説を受けることができます。

▲DeepWikiで生成したドキュメントの一例

使い方は簡単で、DeepWikiの公式サイトにアクセスしてリポジトリを検索するか、GitHubのURLの「github.com」を「deepwiki.com」に置き換えるだけです。ログインも不要で、すぐに利用できます。

DeepWikiはすでに3万以上のリポジトリをインデックス化し、40億行を超えるコードを処理しています。このインデックス化だけで30万ドル以上の計算コストがかかると説明しています。開発者の一人はDeepWikiを「GitHubリポジトリのすべてを集めた無料の百科事典」と表現しています。


《山下裕毅(Seamless)》

山下裕毅(Seamless)

2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にして紹介しているWebメディアのSeamless(シームレス)を運営し、執筆しています。

特集

BECOME A MEMBER

『テクノエッジ アルファ』会員募集中

最新テック・ガジェット情報コミュニティ『テクノエッジ アルファ』を開設しました。会員専用Discrodサーバ参加権やイベント招待、会員限定コンテンツなど特典多数です。