Apple、M2搭載の新MacBook Airは7月8日21時より予約受付・7月15日発売

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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M2チップ搭載の新 MacBook Air は7月8日21時から予約受付を開始します。発売日は7月15日。

新 MacBook Air は、Appleが6月の開発者イベントWWDC22で初公開した第二世代MシリーズプロセッサM2を搭載する初めての MacBook Air。

心臓部のチップ入れ替えだけでなく本体も刷新しており、Airの代名詞だったクサビ型のエッジから、「やたらと薄いMacBook Pro」のような断ち落としデザインになりました。

厚さは11.3mm、重さは1.24kg。体積比で旧モデルより20%小型化しつつ、ディスプレイは外枠が細くなり表示部が13.6インチにやや広くなっています。10億色表示や、従来より25%明るい500ニトの輝度など、広さ以外の表示能力も向上。

またテレワーク・ハイブリッドワークで従来以上に使われることになった前面カメラ は、解像度が増した1080p FaceTime HDカメラへ。イメージセンサ自体が大きくなり、光量が足りない状況での撮影能力が大きく向上しています。

Dolby Atmosに対応した4スピーカーシステムも更新点。端子類では、ケーブルを引っ掛けても軽く外れるMagSafe充電が復活しました。ほかはUSB-C / Thunderbolt x2、ハイインピーダンスヘッドホン対応の3.5mmオーディオ端子。

M2プロセッサはさらなる処理能力の向上と効率化が主な更新点。第二世代Mシリーズのベースモデルとなるプロセッサなので、処理速度自体はM1シリーズの高性能プロセッサには及びませんが、薄型軽量のファンレスノートで特に重要な電力効率が向上し、同じ処理速度ならより長時間、同じ駆動時間ならより早く処理できるようになっています。新MacBook Air のバッテリー駆動時間は最大18時間。

M2 MacBook Airの価格は、8コアCPU / 8コアGPU / 8GB統合メモリ / 256GB SSDのベースモデルで16万4800円から。上位は8コアCPU / 10コアGPU / 8GB統合メモリ / 512GB SSDで20万8800円。

M2搭載MacBook Airを購入 - Apple(日本)

なお先行した M2 MacBook Pro では、256GB SSD のベースモデルで比較した場合、先代のM1 MacBook Pro よりもSSDの転送速度がかなり遅く、M2の高速化を含めても多くのベンチマークで後塵を拝したことが話題になりました。

これはM2 MacBook Pro ベースモデルが256GBのSSD一台を搭載するのに対して、先代は128GB x 2の構成だったためパラレルに転送できたことが理由。またMシリーズは統合メモリアーキテクチャのため、特にあまり余裕がない8GB RAMのベースモデルの場合は高速なSSDをいわゆる仮想メモリ的に使う動作が多いことから、256GB SSDのM2 MacBook Pro は特にSSDの読み書きが重い作業以外でも不利になったと考えられています。

M2 MacBook Air のベンチマークやM1との比較、SSDの内部構成についてはまだ正式な情報がありませんが、2年近く前に出た旧モデルより処理性能的に落ちる状況を避けたいなら、+2万8000円でSSDを512GBにアップグレードする選択肢を考慮しておいたほうが良いかもしれません。

もちろんAirに重い作業をさせるつもりはないから問題ない、ディスプレイや新型筐体や端子、バッテリー駆動時間、1080p FaceTime HDカメラなど他の全面的な進歩が大事なので256GB SSDでも M2 Airが良い、という判断もまたありです。

《Ittousai》
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