新作映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ』予告編。ミミックにゼラチナス・キューブも出るアクション・コメディ

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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開催中のイベントSDCCことサンディエゴ・コミックコンで、パラマウントが新作映画『Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves』の予告編を公開しました。

約2分ほどの予告編では、リブート版スター・トレック映画のカーク役で知られるクリス・パイン演じる主人公のどこか頼りないパーティーと、酸を吐くブラックドラゴン、火を吹くレッドドラゴン、嘴の生えたヒグマのようなアウルベア、宝箱が牙を剥くミミック、さらには巨大寒天のようなゼラチナス・キューブ、触手が生えたパンサーのようなディスプレイサー・ビーストなど、D&D世界のモンスターたちが最新のVFX技術で登場します。

『Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves』は、いわゆるテーブルトークRPGの『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(D&D)の世界を映画化した作品。D&Dの映画化といえば、微妙な内容で興行的には大損害だった2000年の作品『Dungeons & Dragons』(邦題はなぜか『ダンジョン&ドラゴン』)と、散々だったのにテレビ向けやDVD向けに制作された続編2本もありましたが、今作は物語も制作も一新した完全なリブート作品です。

出演はクリス・パイン( リブート版スター・トレックのカーク等)、ミシェル・ロドリゲス(ワイルド・スピード シリーズ)、ソフィア・リリース(リブート映画『IT』のべヴァリー役等)、ジャスティス・スミス(名探偵ピカチュウ、ジュラシック・ワールド)、そしてヒュー・グラントなど。監督はジョナサン・ゴールドスタインとジョン・フランシス・デイリーコンビ。

本来は2021年に公開予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響等で何度か遅延し、現在は2023年3月公開予定となっています。

VFX技術の発達で荒唐無稽なモンスターや大軍勢、異世界の都市などをリアリスティックに表現できるようになり、本作も一見すると『ゲーム・オブ・スローンズ』的にシリアスな作風に見えますが、方向性としてはファンタジー世界のアクション・コメディ。

ダンジョンズ&ドラゴンズなど、紙やミニチュアとダイスで進めるアナログ対人ゲームはかつて、コンピュータゲームやオンラインゲームに押されて斜陽産業と思われた時期もありましたが、近年ではビデオ通話やネット配信サービスの普及でオンラインを介した遊び方が普及し、さらにはタレント的な配信者がアナログゲームを遊ぶ様子を配信する動画コンテンツも人気を博すようになり、むしろ最盛期といってよい復権を果たしています。

今作『Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves』も、ピンチに陥ったり恐ろしいものを目撃して呆然とする主人公たちが滑稽なセリフを交わす様子は、いかにも現代的な映画でありつつ、テーブルトークRPGのプレーヤーたちが会話を通じてゲームを楽しんでいる姿のようでもあります。

こちらはDnD公式が公開した予告編の『モンスターマニュアル』動画。原作RPGのゲームデザイナーが、予告編中に登場するモンスターや舞台について語ります。

《Ittousai》
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