Netflix が広告つきで安価な新プラン「広告つきベーシック」を発表しました。
1時間に平均4~5分の広告表示や一部コンテンツの制限があるかわりに、現行でもっとも手軽な「ベーシック」月990円より安い790円で視聴できます。
「広告つきベーシック」の仕様は、
同時視聴デバイス:1台
画質:720p HD
ダウンロード:不可
広告:1時間に平均4~5分
コンテンツ制限:一部の映画やドラマはライセンスの関係で視聴不可
広告は一本につき15秒から30秒程度、スキップはできない仕様。逆にいえば能動的に操作してスキップする必要がなく、スキップしないと長い広告が続くわけでもありません。
「従来のベーシックプランに広告が入り月200円安い」が簡単な説明ですが、広告の有無以外にもダウンロード視聴が不可、一部再生できないコンテンツが増えるという違いもあります。
画質については、従来のベーシックは480pのSD画質でしたが、11月の広告つきベーシック導入と同時に同じ720p HDに変更になります。
参考までの上位プランの仕様は、
スタンダード (月1490円) 同時2台・ダウンロード同時2台・フルHD画質
プレミアム (月1980円) 同時4台・ダウンロード同時4台・UHD 4K画質
月額にしてわずか200円の差で、1時間につき4,5分の飛ばせない広告と一部コンテンツ不可・ダウンロード不可ならばベーシックでも良いのでは……と思う人も多そうですが、低価格ほど心理的には大きな差に見えるのも事実。ネトフリ的には競合に対して790円からと言える利点もあります。
なにより、Netflixはユーザーが増え視聴が習慣になったところでじわじわと値上げを繰り返してきたため、各プランとも現在の料金プランがいつまでも続くとは限りません。
なお、ネトフリの話題でスルーされがちなNetflixモバイルゲームについては、広告つきベーシックでも上位プラン同様に無制限に追加費用なしで遊べます。
PCやゲーム機で高い評価を得たパズル的ターン制ストラテジー「イントゥ・ザ・ブリーチ」Into the Breach、ビジュアルとストーリーテリングで受賞多数の「オクセンフリー」Oxenfreeなど、すでに他のプラットフォームで人気を確立したインディー作品も多数。
なかでも「Downwell」(モノクロ2Dで井戸を落ちてくやつ)の作者もっぴん氏の新作、今度はカラフルな2Dでどこまでも登ってゆく「ポインピー」は、ネトフリ独占なので加入者しか遊べません。App StoreまたはGoogle Play Storeで普通にインストールして、ネトフリのアカウントでログインすれば遊べます。
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