iPhoneをMacのカメラにするベルキン製アダプタ発売。センターフレームやデスクビューも使い放題

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップル製品用アクセサリーでおなじみのBelkinが、MagSafe対応 iPhoneをMacBookに取り付けて「連係カメラ」を使えるようにするアダプタ「Belkin iPhone Mount with MagSafe for Mac notebooks」を初場しました。

すでにアップル公式オンラインストアで注文でき、価格は4400円(税込)。色はホワイトとブラックの2種類で、お届け日は10月21日~となっています。

連係カメラはmacOS Ventura(10月25日配信開始)の新機能で、iPhoneをMacのWebカメラとして使えるものです。

iPhoneをMacに近づけるだけでMacのカメラ入力が切り替わり、完全ワイヤレスなのでケーブルも必要ありません。

今年6月の開発者会議WWDC 2022基調講演でも、デモ時に使われた専用マウントにBelkinのロゴが確認されていました。

また数ヶ月前から複数のYouTuberが試作品を手に入れて「連係カメラを使ってみた」動画を公開しています。

このマウントは片側をMagSafe対応iPhoneの背面に磁力で取り付け、もう一方の端にあるプラスチック製の留め具でMacBookの上側に固定するしくみです。

特に制御用のチップも、複雑な構造を持つ金具もなく、Belkin製品にしては驚くほどシンプル。

そして正しい位置に取り付けられると、自動的に連係カメラが起動し、MacのカメラがiPhoneのカメラに切り替わります。

連係カメラ起動中には、ビデオ通話中に動き回っても常にユーザーを中央に捉え続ける「センターフレーム」や、超広角カメラを使ってユーザーの顔とデスクの上を同時に映し出す「デスクビュー」など、最近のiPadに匹敵したり高価な機材が必要そうな機能がフルに活用できます。

またMacと連係していないときは、iPhoneのスタンド代わりにしたり、落下防止のリングとして使うこともできます。

言ってしまえば「留め具と磁石とプラスチック」だけで作られたアダプタが、なぜ税込4000円以上もするのか。製品ページで「MagSafe対応のiPhone用磁気アタッチメント」と強調されていることから、アップルの認証プログラム「MFi」へのライセンス料支払いも関係がありそうです。

今後はもしかすると、YouTube等で「3Dプリンタで連係カメラ用アダプタを自作してみた」動画がブームとなるかもしれません。


《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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