ASUSがスマートフォンZenfoneシリーズの最新モデル Zenfone 9を国内向けに正式発表しました。
Zenfone 9は片手で操作しやすい68.1mm幅・5.9インチ有機ELディスプレイに、最新ゲーミングスマホ ROG Phone 6と同じSnapdragon 8+ Gen 1プロセッサ、最大16GB RAMを搭載した「小さいのに強い」端末。
メインの広角カメラには6軸ジンバルでモジュール自体が動く高度なブレ補正を備え、音は単体でハイレゾ音源の再生に対応し3.5mmヘッドホン端子を搭載、背面には指紋が付かずサラサラとした複合ポリマー素材を採用するなど、小さいながらに盛りだくさんの楽しいスマホに仕上がっています。
主な仕様は5.9インチ2400 x 1080 AMOLEDディスプレイ(120Hz、P3 112%広色域)、Snapdragon 8+ Gen 1プロセッサ、LPDDR5 RAM 8GB / 16GB、UFS 3.1ストレージ128GB / 256GB。
IP65 / 68防水防塵、FeliCa対応、30w急速充電対応の4300mAhバッテリーでLTE通信時13.3時間・5Gで約11.5時間駆動、nanoSIMスロット x2、3.5mmヘッドセット端子、Bluetooth 5.2など。
本体サイズは146.5 x 68.1 x 9.1mm、重量 約169g。
(敢えて「大きいほう」のiPhone 14 Pro Maxと比較するとこのサイズ感。無印のiPhone 14よりも幅は3.4mm狭いため、分厚いケースを着けて同等くらい)
小さいと言っても iPhone 13 mini (5.4インチ画面、64.2mm幅、141g)など、小型であること自体がアイデンティティのスマホほどに小さいわけではなく、無印の iPhone 14 (6.1インチ画面、71.5mm幅、172g)よりはやや小さく軽い本体に、フラッグシップとしての中身を備えたモデルです。
絶対値としてのサイズよりもむしろ片手での使いやすさを重視している点も特徴のひとつ。たとえば側面の電源ボタンは指紋センサとスワイプ操作を兼ねた「ZenTouch」ボタンと称して、画面を触らず側面ボタンのスワイプで通知を確認したり、ウェブページの最上部・最下部に飛ぶといった操作ができます。
背面の複合ポリマー系新素材も、片手での持ちやすさに貢献する柔らかくサラサラとした独特の手触りです。
プロセッサの Snapdragon 8+ Gen 1は、Androidスマートフォンでは最上位ゲーミングモデルにも使われる最速クラス。プロセッサ自体がSnapdragon 8 Gen 1の発熱問題に対処した最新世代であるほか、Zenfoneシリーズとしてはベイパーチャンバーを初搭載するなど、高性能をフルに発揮できる冷却にも力を入れています。
カメラ構成は背面が
広角5000万画素 (Sony IMX766センサ、2μmピクセル、F/1.9レンズ、2x2 OCL PDAFオートフォーカス)
超広角1200万画素(Sony IMX363センサ、1.4μmピクセル、デュアルPDAFオートフォーカス)
のデュアル。50MP広角カメラに、カメラモジュール全体が6軸で動きブレを防ぐハイブリッドジンバルスタビライザーを搭載します。
カメラアプリ側のUIで「ジンバルガイド」を表示できるのも分かりやすいひと工夫。ジンバルで吸収できる最大の動きを示す円の中で、本体のブレを示す点が動くことで、ここまでの動きならば大丈夫と視覚的につかんで撮影ができます。
カメラは撮影の性能以外にも、アプリに「ライトトレイルモード」(ベータ)など面白い視覚効果を簡単に撮れるモードを搭載して「写真で楽しむ性能」を強化。
露出やシャッタースピードを手動設定するプロモードでも長時間露光で同じような撮影はできますが、カメラの仕組みについて何も知らなくても「それらしい」視覚効果の写真を一発で撮れるのは魅力です。
音については、最近のスマホでは珍しく3.5mmヘッドホン端子を搭載。スマホ単体で各サービスのハイレゾ音源を楽しめます。BluetoothもLDACやAptX Adaptive対応。
OSは出荷時にAndroid 12を搭載し、最大2回のOSメジャーアップデートを保証。Android 13へのアップデートをすでに予定しています。
価格は8GB / 128GBモデルが9万9800円、ストレージが倍の8GB / 256GBモデルは11万2800円、メモリも倍の最上位16GB / 256GBモデルは12万9800円。
落ち着いた色合いの赤サンセットレッドや青スターリーブルーを用意するのも魅力ですが、4色選べるのは最廉価モデルのみ、中間モデルでは白と黒のみ、最上位は黒のみになっています。
予約の受付は本日11月2日から、発売は11月4日。