マイクロソフトは11月9日(米現地時間)、Windows 11の「フォト」アプリを更新し、アップルの iCloud写真をの統合したことを発表しました。
発表では今月(11月)末までに、すべてのWindows 11ユーザーが利用できるようになるとのことです。iCloudへのアクセスには別に「iCloud for Windows」アプリのインストールが必須となります。
すでに日本国内でも、「フォト」アプリが更新済みで「iCloud for Windows」最新版が入っていれば、変更が反映されているようです。
今回のアップデートは、写真や動画がどこから来たか(スマートフォンやカメラ、iCloud写真やOneDriveなど)に関係なく、すべて一箇所の「フォト」アプリで観られるというもの。ユーザー視点では、デバイスあるいはクラウドストレージ別にアクセス方法を変えることなく、シームレスに閲覧や操作ができるというわけです。
iCloud写真を「フォト」アプリと統合するには、まず「フォト」が更新済みだと確認。そして「iCloud for Windows」アプリをMicrosoft Storeからインストールしてサインインし、写真の同期を選択。するとiCloud写真のすべての内容が「フォト」で自動的に表示されます。
このアップデートは、10月半ばに予告されていたもの。同時に発表されていたWindows 11向けApple TVとApple Musicのスタンドアローン版アプリは、2023年に提供される予定です。
これまでApple TVとApple MusicをWindows PCから利用するには、前者はブラウザで「tv.apple.com」にアクセス、後者は「music.apple.com」かiTunes for Windowsを使う必要がありましたが、使用体験は良好とは程遠いものでした。
アップルもドル高の逆風で全世界でのハードウェア売上が順調とは言い難いため、今後は自社サービスの対応プラットフォームを拡大し、非アップル製品ユーザーも取り込もうとするのかもしれません。
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