マウスの表面にハニカム構造の穴を開けた超軽量ゲーミングマウスで一部で根強い人気を誇るFinalmouseが、一風変わったメカニカルキーボード「Centerpiece」のティザー動画を公開しました。
CenterpieceはUSB接続の有線メカニカルキーボードですが、キーボード面全体がディスプレイになっているのが大きな特徴です。
似たようなコンセプトとしては、キーキャップが有機ELになったキーボード「Optimus」などがありましたが、Centerpieceはキーキャップではなく、メカニカルキーボード全面がディスプレイになっています。
これは、Finalmouseが開発した「Laminated DisplayCircuit Glass Stack (LDGS)」によって実現したとのこと。具体的な仕様は不明ですが、映像がキースイッチを透過しており、またDisplayCircuit という名称的にもキースイッチを固定している基板そのものをディスプレイ化、あるいはその上にディスプレイ層を被せているようです。キーキャップは透明で、Gateronと共同開発したというキースイッチを採用しています。
また、ガスケットで隔離されたGlass Stackは、他にはないタイピング音と感触で、まるで「soft marble raindrops(柔らかい大理石の雨粒)」だと形容されています。
なお、ディスプレイといってもPCの映像をそのまま流せるわけではなく、専用の映像(スキン)を用意する必要があるようです。スキンは本体に3つ保存可能。Unreal Engine 5を利用し、キー入力にインタラクティブに反応するスキンも制作できるとのこと。
スキンは、Steamで配布されるアプリを通じてダウンロードが可能。ユーザーによる制作や販売もできるようになる予定です。
キーボード側にCPUとGPUを搭載しており、スキンによりPC側に負荷がかからないようになっているとのこと。
かなり魅力的な製品になりそうですが、ティザーの出来が良くても、実際の製品が「コレジャナイ」というのは往々にしてありがちです。ぜひともティザー通りの製品が登場するのを期待したいところです。