ディズニーCEO、『トイ・ストーリー』『アナと雪の女王』『ズートピア』続編を製作中と発表

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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ディズニーのボブ・アイガーCEOは第1四半期(10月~12月)決算説明会にて、「トイ・ストーリー」、「アナと雪の女王」(Frozen)、「ズートピア」の続編を製作中と発表しました

アイガー氏は現在の厳しい経済状況に対処するため、全部門にわたり55億ドルのコスト削減をすることや、7000人を解雇すると発表。そうして当面の危機を乗り切りつつも、一貫して高いリターンをもたらしてきた中核ブランドとフランチャイズ(シリーズ作品)にさらに重きを置くと述べ、その流れで上記の3つが出てきた格好です。

これらの作品群をアイガー氏は「わが社の最も人気のあるフランチャイズ」と一まとめに表現。それ以上の詳細は「近日中にお知らせする」として今回は言及していませんが、「比類なきブランドとフランチャイズに注力していることを示す好例です」として、経営的にも合理的だと強調されています。

最近ディズニーのオリジナル(フランチャイズ以外)映画は不調続きで、「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」も「ミラベルと魔法だらけの家」も興行収入は振るわず。スピンオフだが続編ではない「バズ・ライトイヤー」も、商業的には「トイ・ストーリー」関連作としての期待値を満たしていませんでした。

かたや「トイ・ストーリー」本編や「アナと雪の女王」シリーズは一貫して成功を収めており、「ズートピア」も全世界興収が10億ドルを突破していたことから、アイガー氏のロジックはとても分かりやすく説得力があります。

アイガーCEOは「Sequels (続編)」と表現しましたが、これがたとえば『アナと雪の女王3 / Frozen 3』や『ズートピア2』『トイ・ストーリー5』といった劇場長編映画になるのかは不明。

長編の続編ではないものの、アナと雪の女王もズートピアも劇場短編やディズニープラス独占のショートシリーズのかたちで新作はリリースしています。

ストレートな続編になるとして、「アナ雪」と「ズートピア」は前作と地続きにしても無理がなさそうですが、「トイ・ストーリー」は「3」でアンディは幼少期から卒業し、オモチャ達は新たな持ち主にもらわれて幸せに暮らしました……と最終回感があっただけに、「4」の展開には賛否が分かれていました。ウッディ達の新たな物語が始まるのか、それとも別の展開となるのか、続報を待ちたいところです。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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