PS5『Marvel’s Spider-Man 2』の前日譚コミックが無償公開。前作リマスターの単品販売も発表

ゲーム Sony
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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大人気アクションゲームの続編『Marvel’s Spider-Man 2』の発売(2023年秋)まであと数か月、ゲームの前日譚となるコミックが公開されました。

開発元のInsomniac Gamesとマーベルは共同で、米国時間5月6日の「Free Comic Book Day」(新しいコミック読者を引きつけるためのプロモーション)を記念して本作を公開することを発表しました。

米国では同日から参加コミック書店で物理版、Marvel.comおよびMarvel Unlimitedアプリにてデジタル版を配布します。後日、全世界向けにもMarvel Unlimitedアプリを通じてデジタル配信する予定です。

この前日譚は、時系列的にはPS5 / PS4 / PCゲーム『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』以降で、ピーター、マイルズ、MJそれぞれの視点で描く内容。3人とも自らの生活や進路の悩みを抱えているなか、トリオとして立ち向かうべきスーパーヴィランの「ザ・フッド(The Hood)」が襲来。「魔法が実在するのか」も、本作の主要なテーマの1つになるとのことです。

ちなみにザ・フッドは魔力を宿したマントを羽織った人間であり、他のコミックではチンピラから犯罪組織のトップにのし上がったこともあります。親愛なる隣人として犯罪と戦うスパイダーマンの敵役としては、非常に相性がよさそうです。

マーベル公式サイトには、もう少し詳しいことが書いてあります。やはりピーターは借金苦と戦い、マイルズは友達らが大学進学の準備を進めていることに焦り、MJはデイリー・ビューグルの副編集長として奮闘しているなか、魔法を使うギャングまでやって来る大変な状況のようです。

Marvel Unlimitedアプリは日本でも配布されており、月額/年額課金の有料アプリではありますが、7日間のフリートライアルもあり。本作が公開されたタイミングで、無料期間のうちに読んでしまうのもいいでしょう。

もう1つのニュースは、PS5向けの『Marvel's Spider-Man Remastered』が5月末から単品で購入できるようになることです。本タイトルは、これまで『Marvel's Spider-Man: Miles Morales Ultimate Edition』に同梱されており、他に入手する方法はありませんでした。

またPS4版の初代『Marvel's Spider-Man』を購入済みであれば、ディスクまたはダウンロード版のどちらでも『Marvel 's Spider-Man Remastered』に米国では10ドルでアップグレードできる予定です。日本向けのリリース時期やアップグレード価格は不明ですが、国内でのアナウンスを待ちたいところです。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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