サービス開始後5日間で1億人以上のユーザーを獲得し、Twitter代替として注目される Instagramの新SNSアプリ「Threads」に、イーロン・マスク氏のプライベートジェットの位置情報を定期投稿するアカウント @elonmusksjet がやって来ました。
以前Twitterアカウント @ElonJet を運営していたジャック・スウィーニー氏は、先週木曜日に Threadsで @elonmusksjet をアカウント登録。「ElonJetがThreadsに到着しました!」と最初の投稿を行いました。
このアカウントはみるみるうちにフォロワーを獲得し、記事執筆時点(日本時間7月12日未明)では11万人を超えるフォロワーを手にしています。
スウィーニー氏はTwitterで、アカウントがTwitterで凍結されて以来初めてフォロワー数10万人に到達したアカウントだと述べました。
Threadsでの第一声に続く2回目の投稿は、Metaのマーク・ザッカーバーグ氏に宛てたもので「ザック、ここに滞在しても良いですか」との内容でした。
Twitterでは昨年12月に、プラットフォームを買収したマスク氏が「個人の安全に対する直接のリスク」があると主張して Twitterの@ElonJetアカウントを凍結処分にしたうえ、話題を伝えたジャーナリストも無警告で凍結するできごとがありました。
今回は同じ轍を踏まないために、あらかじめザッカーバーグ氏に確認をとったのかもしれません。
ちなみにTwitterはその後「合理的な時間が経過した位置情報」の共有を認めたものの、新たに設置された@ElonJetNextDayアカウントは、24時間前のマスク氏のプライベートジェットの位置を投稿するというものに変貌していました。
この ElonJet が投稿する位置情報は、公開情報として誰でもアクセスできる ADS-B をソースとした仕組み。航空機がみずからの情報を定期的に発信する ADS-Bは、航空管制や安全上の理由から発信が義務付けられています。
ザッカーバーグ氏としては、マスク氏のプライベートジェットの居場所がプラットフォーム上で定期的に共有されても痛くも痒くもないはずですが、実は@elonmusksjet のプロフィールには @zuckerbergjet のアカウントへのリンクがあり、すでにスウィーニー氏がザッカーバーグ氏のプライベートジェットの居場所もThreads上で共有するつもりであることがうかがえます。
いずれにせよ、@elonmusksjetアカウントは現在、マスク氏のプライベートジェットの位置情報を、1日に1度のペースで共有しはじめています。
ちなみに、Threadsのおかげで若干注目されなくなっている、将来的には有力なTwitter代替SNSのひとつ Bluesky には、2か月以上前から@elonjet.netアカウントが登場し、日々マスク氏のプライベートジェットの位置をフォロワーに知らせています。
また、Blueskyへの@elonjet.netの投稿から、Threads / InstagramのElonJetアカウントが一時凍結されていたことがわかっています。
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