ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下SIE)は、PlayStation 5本体に2台のDualSense ワイヤレスコントローラーを同梱したセット商品「PlayStation 5 DualSense ワイヤレスコントローラー ダブルパック」を8月9日から順次発売します。
ディスクドライブ内蔵の通常版とナシのデジタル・エディション版の2種類が発売され、希望小売価格は6万6980円(以下、すべて税込)と5万5980円。7月31日以降、全国のPlayStation 取扱店やECサイトにて順次予約を開始します。
現在、通常版PS5の希望小売価格が6万478円、デジタル・エディションが4万9478円。そしてDualSense ワイヤレスコントローラー単品が8980円のため、どちらも2478円分お得ということになります。
ちなみにSIE純正の高級コントローラーDualSense Edgeは、希望小売価格2万9980円です。
SIEは、2台目のコントローラーを使えるメリットとして、まず家族や友人とローカルでマルチプレイできることを挙げています。たとえば『ストリートファイター6』や『地球防衛軍6』など。
もう1つは、2台目のコントローラーをスマートフォンやPC等に接続し、PS5を遠隔操作で楽しむリモートプレイ機能を使うこと。すでにiPhoneやMacといったアップル製品が通常のDualSenseコントローラーはもちろん、DualSense Edgeにも対応しています。
なぜ、この時期に通常版PS5にプラス1台のコントローラーをセットにしたパックを送り出すのか。それは、まもなく9月に改良型PS5が発売されるとの噂と何か関係があるのかもしれません。
この改良型PS5は、着脱式BDドライブを採用するとの噂が何度も報じられました。
さらに著名リーカーZuby_Tech氏は、次期モデルの型番が「CFI-1300」シリーズとなり、5nmプロセスのAPUを搭載し、液体金属がなくなるとツイートしていました。
この液体金属とは、PS5の従来モデルでAPUが発する熱をヒートシンクに伝える熱伝導性材料のこと。そしてPS5搭載のAPUは初代と改訂版の2代目が7nm、3代目(現行モデル)が6nmチップになったことが検証済みです。
一般的に「○nm」といったプロセスルール(回路線幅)が小さくなると、発熱が下がる傾向があります。次期モデルはAPUを5nm化することで発熱量が減り、その結果として冷却用の液体金属をコストダウンのために削除するのかもしれません。