MRW-G1は、CFexpress Type BとXQDに対応したUSB 3.1 Gen 2接続のメモリーカードリーダーライター。USB 3.1 Gen 2接続なので、理論的には最大10Gbpsの転送速度という製品です。
実はCFexpress Type Bのカードリーダーを購入したのはこれで4台目。過去に購入した製品の気に食わなかったポイントは以下の通りになります。もちろん、いずれの製品も"自分の利用環境では"という話なのであしからず。
1台目(3000円程度の激安ノーブランド品):速度が全く出ない&触れないほど熱くなる。激安カードリーダーを購入するのはやめようと決意する。
2台目(ProGrade Digital CFexpress Type B/SD USB3.2 ダブルスロットカードリーダー):速度は出るが、カードなしの状態でPCと接続しているとカードリーダー本体が温かくなってくるので精神衛生上よろしくない。
3台目(SanDisk Extreme PRO CFexpress Card Reader):速度面、温度面ともに不満はなかったが、2か月程度使ったところでカード取り出し機構の爪が折れてしまい、抜き差しが不便になってしまった。本体サイズが若干大きめ。
そんなこんなで4台目に選んだのがMRW-G1になります。
実際にカードを差して速度を測定してみると、結果は十分な速さ。USB 3.1 Gen 2接続の恩恵が得られているレベルでした。ちなみにカードはProGrade DigitalのCOBALT 325GBです。
¥62,000
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
正確な温度計測はしていませんが、データ転送時は本体がほんのり温かくなる程度。約10分間データ転送を行なった限りでは、本体に触れなくなるほど熱くなることはありませんでした。(取り出したカードはかなり熱くなっていましたが……)また、PCと接続した状態でカードを差していない場合、本体温度に変化はありませんでした。
というわけで、これまで購入してきた中で個人的にはもっとも満足いく仕様ということが確認できました。ただし、CFexpress Type Bのカードリーダーにしてはお値段お高め。XQDは読めなくていいからもうちょっと安くして欲しいとも思いましたが、これにていったんCFexpress Type Bのカードリーダーを探す旅は終了です。