Xiaomi、犬型ロボットCyberDog 2を中国で発売。約26万円

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山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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Xiaomiは8月14日、四足歩行の犬型ロボット「CyberDog 2」を発表しました。1万2999元(約26万円)で、中国ではすでに販売されています。

CyberDog 2というからには、初代モデルもありました。初代のCyberDogは2021年に発売。デザイン的にはボストン・ダイナミクスの四足歩行ロボットSpotによく似た雰囲気でしたが、CyberDog 2はより犬っぽさが増しています。ドーベルマンがモチーフとのことで、ちょっとリアルになったAIBO的な印象です。

初代CyberDog

重さは約8.9Kgで、サイズは立った状態で長さ562 × 幅339 × 高さ481 mmとAIBOよりもだいぶ大きく重いですが、重さに関しては初代よりも5Kgほど軽量化されています。

このボディの中にRGBカメラ、AIインタラクティブカメラ、ToFセンサー×4、深度カメラ、超音波センサー、LiDAR センサー、魚眼カメラ、タッチセンサー、マイク×4、UWBセンサー×2、IMUセンサーの19のセンサーを搭載。マイクはXiaomi AI音声アルゴリズム荷対応しており、CyberDog 2への音声による指示も可能となっています。

モーションコントロールと音声認識の2つのコプロセッサを備えたNXプロセッサは、21TOPSの処理能力を持っているとしています。この処理能力を活かし、CyberDog 2は3万頭の犬を同時にシミュレーションし、多くの動作ができるようになったとのことです。

この動作を支えているのが自社開発した12個のCyberGearマイクロモーター。最大トルク密度は37.85N.m/kgで、前世代比では50%向上しているとのこと。なお、このCyberGearも499元(約1万円)で単品販売されています。

CyberDog 2はすべてオープンソース化されており、コードやインターフェース仕様などが公開されています。ちなみに、OSはUbuntu18.04とロボットフレームワークのROS2となっています。

AIBOのように勝手に動き回るといったものではなく、指示した内容を忠実にこなすといったイメージのロボットですが、部屋の中をパトロールして見知らぬ人がいたら警告するといったことはプログラム次第では実現できそうです。

一般家庭向きというわけではありませんが、この手のロボットやガジェットに興味がある人なら、自分好みにカスタマイズできるという意味でも面白い製品と言えそうです。


《山本竜也》
山本竜也

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