ポモドーロテクニックを実践できるモバイルバッテリー、SHARGE「Capsule Gravity」でポモドーロソース生成(小寺信良)

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小寺信良

小寺信良

ライター/コラムニスト

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18年間テレビ番組制作者を務めたのち、文筆家として独立。家電から放送機器まで執筆・評論活動を行なう傍ら、子供の教育と保護者活動の合理化・IT化に取り組む。一般社団法人「インターネットユーザー協会」代表理事。

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電源関係で何か変なことをやらないと気が済まないメーカーSHARGEから、「Capsule Gravity」というモバイルバッテリーが一般販売になっています。今年3月からMakuakeにて先行販売されていたんですが、このたびAmazonでも買えるようになりました。代理店様から1個サンプルをいただきましたので、試してみたいと思います。


▲SHARGE「Capsule Gravity」

前面がディスプレイになっているところから、時計になるんだろうと想像はされていると思いますが、実はこれ、内部に重力センサーが組み込まれており、上下をひっくり返すと「ストップウォッチ」「カウントダウンタイマー」「ポモドーロタイマー」の3種類が使えるようになっています。それはモバイルバッテリーというより充電式の時計ではないのかというツッコミもあろうかと思いますが、そこはサラッと流してまいります。

ここで気になるのが、ポモドーロタイマーという機能。イタリア人のフランチェスコ・シリロ氏が考案した、25分の作業と5分の休憩を繰り返すルーチンが一番効率が上がるとされるメソッドだそうです。これがなぜポモドーロテクニックと呼ばれるようになったかというと、トマト型のキッチンタイマーを使って実験し、最適な時間を割り出したからとされています。イタリア語でトマトは「ポモドーロ」というので、この名前が付けられたそうです。

とはいえ日本人的には、トマトがポモドーロだから、と言われて、はあそうですかと納得は出来ないところです。ポモドーロと言えば、普通はパスタソースじゃないのかと。

そんなわけで、「Capsule Gravity」のポモドーロタイマーを使って、ポモドーロソースを作っていきます。

ちょうどいい25分

ちょっと何を言ってるのか全然わからないと思いますが、うちの畑でミニトマトが死ぬほど採れてまして、トマトが余りまくっています。とてもそのままでは食べきれないので、ポモドーロソースにしたいわけですが、これを作るのにポモドーロ・タイマーが使えるのではないか、という実験です。

そんなわけで「Capsule Gravity」をひっくり返してポモドーロタイマーをスタートさせ、制作開始です。

▲毎日この量のミニトマトが採れてしまいます

このトマトのてっぺんに竹串で穴を開け、お湯で煮ます。皮を湯むきするわけです。

▲ガンガン煮ます

▲そのすきにこれを

▲こうじゃ

5分ほど煮たらザルに上げ、皮を剥いていきます。ミニトマトなので数をこなすのが勝負です。

▲キレイに皮が剥けます

とはいえ、この数です。湯むきはあとこれぐらいを残したところで、25分経過。ピピッと2回音がして、今度は5分タイマーに切り替わります。ちょうど飽きてきたところなので、まさに25分という時間は人が集中できる限界なんだなと体感できます。ここで強制的に5分休憩です。

25分で間に合うのか

休憩の5分が経過すると、またピピッと音がして25分タイマーが開始されます。続きの湯むきしている間にオリーブオイルで刻みニンニクを炒め、香りを出します。ニンニクに色が付いたところでタマネギ投入。

▲タマネギを念入りに炒めます

炒まったところでトマトを投入。酒大さじ2、コンソメ顆粒小さじ2、砂糖小さじ1、塩小さじ1/2、コショウ少々を加えて煮詰めます。ミニトマトは酸味が強いので、砂糖は多少多めです。この時点でポモドーロタイマーは残り14分ぐらいです。

▲残りの材料を全投入

▲残り14分でできるのか

トマトは木べらで早めに潰しながら煮込んでいきます。先に潰しておかないと、煮込み途中で破裂しますのでご注意ください。

▲トマトは早めに潰しておきます

▲エエ感じに煮詰まったところでバジル投入。これも畑で採れたヤツです

ここで再びポモドーロタイマーが鳴りました。25分が経過し、試合終了です。この時点でこんな感じまで煮詰まりました。

▲これぐらい水分が飛んでいればいいでしょう

そんなわけで、ポモドーロタイマーはポモドーロソースを作るのにも有用ということがわかりました。ミニトマトの湯むきから始めたので、タイマー2回転分の時間がかかりましたが、最初からトマト缶を使えば25分でちょうどできあがると思います。

▲ポモドーロタイマー2回転でパスタ2人分のソースができました

ちなみにこの「Capsule Gravity」、ストラップ的なものが付いていますが、実はこの部分が充電ケーブルになっており、USB-C端子のスマホへ給電できるほか、Lightningの変換端子も内蔵しているので、iPhoneにも給電できます。

▲ストラップが充電ケーブルになります

▲iPhoneへの充電はアダプタ経由

モバイルバッテリーとしてはUSB PD対応で20Wぐらい出るので優秀なのですが、いかんせん容量が5000mAhしかありませんので、Google Pixel 6aあたりだと1回充電したら終わりです。

またストラップで何かにぶら下げておくと本体が垂直になってしまい、勝手にポモドーロタイマーが走ってしまうという難点があります。どこかでピピッと音がしたら、コイツの仕業だと思ってください。

▲吊り下げると勝手にタイマーモードになるという弱点が

とはいえ、デスクサイドに時計が欲しい人、ポモドーロタイマーで効率を上げたい人には、便利なモバイルバッテリーだといえましょう。だからそれ充電式の時計じゃねえかよというツッコミもあろうかと思いますが、いざとなったらスマホも充電できるよという緊急避難的なアレということでご納得ください。

色はイエローとブラック、価格は5,590円ですが、今なら600円OFFのクーポンが付いています。

《小寺信良》

小寺信良

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18年間テレビ番組制作者を務めたのち、文筆家として独立。家電から放送機器まで執筆・評論活動を行なう傍ら、子供の教育と保護者活動の合理化・IT化に取り組む。一般社団法人「インターネットユーザー協会」代表理事。

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