ソニーは基本性能そのままデザインを変更した新型PS5を11月10日に発売します。
新PS5は小さく軽くなった一方、価格はUHD BDドライブ別売りで最安のデジタル・エディション 5万9980円、通常モデル 6万6980円と、従来モデルと比較すれば約6500円~1万円高くなりました。
従来モデルはデジタル・エディション4万9478円、通常モデル6万478円。在庫のみで終売の予定。
サイズや重さ、多少のSSD増量やUSB-C端子増設といった違いにそれほど興味がなく、同じゲームが動けば良いなら、売り切れる前に旧型を確保しておくのもひとつの手です。
新PS5と従来モデルの違い
新型PS5は、基本的には小型化・軽量化が主の新デザインで、基本性能は従来型と同じ。
家庭用ゲーム機は発売からしばらく経ったタイミングで小型化や省電力化(と製造費用削減)した中継ぎモデルが出ることも、互換性を保ちつつ一段上の性能を備えたモデルが出ることもありますが、今回の新型PS5は前者の改良版で、いわゆる「Pro」ではありません。
従来は商戦期にあわせて新モデルを投入し、本体値下げやバンドルで「まだ買っていない層」にも届けるのが典型的な戦略でしたが、PS5世代は世界的な経済情勢もあり、値下げどころか二度にわたる値上げを強いられています。
それはそれとして、基本性能が変わらない新型PS5でも、筐体デザイン以外に改良点や変更点がいくつかあります。
主な違いは、
内蔵SSDがやや増量して1TB
(従来モデルは額面825GB、空き容量は670GB前後)前面にUSB-C端子をひとつ増設
(片方は従来と同じ、PS VR2接続に適したSuperSpeed 10Gbps仕様。追加は周辺機器向けのHi Speed 480Mbps)軽量化・初期型比で省電力化
(筐体が変わらない従来モデルのPS5も内部的には改良を繰り返しており、最近のモデルは放熱用の巨大なヒートシンクを小型化するなど軽量化しています)UHD BDドライブ着脱式の新設計。ディスク版ゲームが使えないデジタル・エディションも、後から別売りドライブを接続可能に
筐体デザイン変更でカバーは4枚構成に変更
(従来の着せ替えカバーと互換性なし。新型向けカバーは2024年初頭から発売予定)横置き「フット」(スタンド)のみ付属、縦置きスタンド別売り。
(従来の縦横両用の変形式スタンドは廃止)初期型比で1.3kg軽量化、体積で約30%小型化
現時点で発表済みの変更点はこんなところ。同じゲームが動けば良いならば、いまのうちに従来モデルを買うのもありです。
周辺機器は10月18日値上げ。DualSenseコントローラは9480円~
新型PS5の発売より前に、日本国内向けには周辺機器も値上げします。DualSenseワイヤレスコントローラは9480円から。
DualSense® ワイヤレスコントローラー(ホワイトおよびミッドナイト ブラック):9,480円(税込)
DualSense ワイヤレスコントローラー(コズミック レッド、ノヴァ ピンク、ギャラクティック パープル、スターライト ブルーおよびグレー カモフラージュ): 9,980円(税込)
PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット:12,980円(税込)
HDカメラ:7,980円(税込)
メディアリモコン:3,980円(税込)
DualSense® 充電スタンド:3,980円(税込)
通常版のコントローラが約1万円とは、もはや常識が変わった感がありますが、カスタマイズ性が高い高級コントローラ DualSense Edge は差額が縮まって相対的にお買い得?になったといえないこともありません。
ヘッドセットのPULSE 3DはPS5ロンチから売っている製品。
触感で分かりづらい操作ボタンなど難がありつつ、OSで独自対応があるなど純正品として必ずしも悪い製品ではありませんでしたが、PS純正ヘッドセットとしてはBluetoothにも対応した新モデルのPULSE Elite や、イヤホン型のPulse Explore も控えています。