インテルがデスクトップPC向け最新プロセッサ 第14世代 Intel Core プロセッサーファミリーの6製品を発表しました。
当初のラインナップは最上位のCore i9-14900Kを筆頭に、ゲーマーやクリエーター、ストリーマーのなかでも特に高い性能を求める、いわゆるエンスージアスト向けのオーバークロック対応製品。
デスクトップ向けでは世界最速の6GHzブーストクロック、アプリごとの処理を最適化するインテルAPOといった技術により、競合のAMD最上位プロセッサ比のゲーミング性能で最大23%上回る「究極のゲーミング・プラットフォーム」を謳います。
オーバークロック対応モデルの一部では、既存のIntel Extreme Tuning Utility の新機能としてAIアシストに対応。インテルが構築したAIモデルにより、ステップバイステップでユーザーごとのシステム構成や特性といった「伸びしろ」を分析し、最適なオーバークロック周波数を設定できます。
当初のラインナップはオーバークロック対応のCore i9-14900K / KF(8+16コア32スレッド)、i7-14700K / KF(8+12コア28スレッド)、i5-14600K / KF(6+8コア20スレッド)。
従来のインテル600 / 700シリーズ・チップセットに対応するため、原則的に既存マザーボードのままアップグレードの選択肢として選べます。
競合比で最大23%高性能な「究極のゲーミング・プラットフォーム」あたりの数字はこちら。
競合比1.0より左側は普通に負けていますが、チェリーピックせず有名どころのタイトルで比較した数字です。
注目は、Starfield がもっとも大きな差23%をつけたタイトルに含まれること。
大量のオブジェクトを保存するRPGとして特にCPU負荷が高いため、高速なCPUならば速くなるのは自明ではありますが、 Starfieldといえばインテルの競合AMDが開発元ベセスダと独占パートナー契約を結んだことで話題になったタイトルでもあります。
クリエータ向けワークフローで最大54%高速、の根拠はこのあたり。
高負荷のシナリオとしては、大量のユニットが画面を埋めるゲーム Total War: Warhammer III を1080p Ultra設定で100FPS超で動かしつつ、バックグラウンドでOBSを使い同時に録画・配信してもフレーム落ち発生0%など。
インテル Core第14世代プロセッサは10月17日より、オンラインおよび店頭で販売します。