イーロン・マスク氏が、7月に発表した人工知能開発企業xAIの初のAIを11月4日に公開するとX(Twitter)で発表しました。
xAIが公開するAIモデルは、マスク氏自身も設立当初は取締役として関わったOpenAIのChatGPT、Google Bard、AnthropicのClaudeなどと競合するものになると予想されます。マスク氏は今年はじめに独自のAI「TruthGPT」を開発中だと発言しており、春頃にはAI開発用の高性能GPU数千個を確保したことが伝えられていました。
また、今年8月にはxAIがAI開発経験者の求人をしていることが伝えられていました。xAIの主要メンバーは、DeepMind、OpenAI、Google Research、Microsoft Research、Twitter、Teslaなどから集結した、AIのエキスパートが揃っています。
マスク氏はxAIの開発するAIは「宇宙の真の本質を理解する」ものになると述べています。またxAI共同設立者のグレッグ・ヤン氏はこのAIについてもう少し具体的に、このスタートアップはAIのひとつの側面である「ディープラーニングの数学」を掘り下げ、「大規模なニューラルネットワークにおける『万物の理論』を構築してAIを「次のレベル」に引き上げるものだと説明しています。ただ、いずれの説明もわれわれ一般人には漠然としていてよくわかりません。実際にどのようなものになるかは、公開後しばらくすればわかることでしょう。
ちなみに、4日に公開されるというAIについてマスク氏は「選ばれたグループにリリースする」とXで述べています。ただし、その選考基準については説明していません。