iPhone SE4(仮)は「ほぼiPhone 14」ながらUSB-C採用、背面48MPカメラに強化?アクションボタン採用説も

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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iPhone SEの第4世代モデル、通称「iPhone SE 4」が準備中であるとの非公式情報は、Appleやサプライチェーンに詳しい複数のアナリストや情報源が伝えてきました。

真偽不明の諸説があるものの、第3世代モデルの iPhone 8ベース(4.7インチ画面)から、新型は iPhone 14(6.1インチ)ベースになる、という方向でおおむね一致しています。



それらの予想を引き継ぎつつ、追加情報を入手したと米MacRumorsが主張しています

そちらによると、まずiPhone SE 4の筐体はiPhone 14を改良したものを採用し、同じくフラットデザイン化する見込み。iPhone 15のように四隅が丸みを帯びず、角張ったままになるというわけです。

現時点でのiPhone SE 4試作機の寸法は、iPhone 14のそれと完全に一致。第3世代までのTouch ID内蔵ホームボタンは廃止されて全画面デザインとなり、生体認証手段としてFace IDを採用することも「確認した」と述べています。

iPhone SE 4は「ほぼiPhone 14」ながら予想重量は約6g軽くなり、165gに。この違いはiPhone 14の背面デュアルカメラに対して、iPhone SEシリーズ恒例のシングルカメラを搭載するため。iPhone 14よりカメラが1つ減るから、ということでしょう。

iPhone SE 4は開発コード名「Portland」と呼ばれる4800万画素の背面シングルカメラを搭載し、それに伴い背面プレートもiPhone 14から変更されるとしています。iPhone 14のメインカメラは1200万画素のため、単純に画素数を見れば強化となります。

先日もMacRumosは「iPhone SE 4は4800万画素カメラを採用する可能性がある」と伝えていましたが、さらなる裏付けが取れたのかもしれません。

背面にシングルカメラを搭載するのは、歴代iPhone SEシリーズと同じであり、フラッシュも同じ位置(カメラの右側)に置かれているとのこと。アップルの内部文書でも、シングルカメラデザインは「iPhone 14からの重要な変更点として強調されている」と主張しています。

背面カメラの変更以外は、重さに大きく影響するような変更点なし。筐体の素材はアルミニウム、背面プレートがガラス製であることもiPhone 14と同じ。iPhone SE 4試作機の本体色としては、iPhone 14のミッドナイトに似た黒があるとしていますが、仮に試作段階で真実でも、製品版に引き継がれるかは別の話です。

ほかiPhone 14との主な違いは、USB-Cポートとアクションボタンを搭載する2点。

このうちLightningからUSB-Cへの移行は、iPhone 15シリーズに続く動きとして説得力があります。今後EUが域内で販売されるスマホの有線充電端子にUSB-C採用を義務づける背景もあり、必然と言えるでしょう。


またアクションボタンは、iPhone 15 Proが初採用したもの。従来のサイレントスイッチに置き換えて搭載しており、様々な機能を割り当てるカスタマイズが可能です。


今回の情報筋によると、次期「iPhone 16」ではProだけでなく全機種がアクションボタンを標準搭載し、ゆくゆくはiPhone SE 4にも採用するものの、現在の開発状況を見るとiPhone SE 4の発売時期は2025年になる可能性があると述べています。

「iPhone SE 4にアクションボタン搭載」説は、著名リーカーUnknownz21氏も主張していたことです。

今回のリーク情報が本当だったとしても、発売時期が2年も先とされているため、その間にアップル社内で設計が変更される、ないし発売予定そのものがなくなっても不思議ではありません。気長に続報を待ちたいところです。


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《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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